こんばんは、けんしんです。
そろそろ米国企業の決算が始まりますね。私もそうですが、そわそわしている方も多いと思います。
少し前まではトランプ減税やインフラ投資などへの期待から米国市場が大きく上げてましたが、金利上昇懸念や貿易戦争懸念から流れが変わってしまいましたね。
その後、徐々に金利上昇懸念が薄れ、貿易戦争懸念が前面に出て来た状況でしたが、習近平が一歩引いたことから懸念が和らいでいました。そんな時にシリア問題の復活とはなかなかままなりません。
しかし、数年前はブレグジットだのチャイナショックだのギリシャショックだの毎年のように何かしらの問題が起こっていました。もしかしたら、ゴルディロックス(適温)相場と言われた2017年がたまたま恵まれていたのかもしれません。
そう思えば、今のように問題が起こっている方が平常運転なのかもしれません。
株価は、経済問題の発生によって市場が乱降下しながらも徐々に値を切り上げて現在に至りました。今回もここ数年の出来事と同じく大事に至らなかった懸念の一つとして終わるのかも知れません。
しかし、一歩間違ってリーマンショック級の危機にまで発展し、壊滅的なダメージを受ける可能性を思えば、市場が過剰悲観に振れるのも仕方ない面もあると思います(昨今の下落はアルゴ取引による増幅効果もあるようですが)。
私も長期投資を原則とする身ですが、大きな経済危機の可能性について常に意識を持っておかねばならないと思っています。
さて、いよいよ決算シーズンです。私の持ち株ではJPモルガン・チェース(JPM)がトップバッターで明日決算です。外部は懸念事項がたくさんありますが、せめて企業業績の方ではいい数字が出て欲しいものです。
今回は前四半期と比べて外部環境が変わってますので、今後の見通しであるガイダンスにも注目したいと思います。今回の決算で実体経済の強さが確認され、業績相場へ移行するきっかけとなってくれればと願うばかりです。