けんしんです。
突然ですが、皆様は投資家としての私にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
昔からご覧になっている方はハイテク重視とか米銀重視とか、最近ご覧になった方はGAFAマンとかかなと思います。
もしくはトルコリラ野郎などもあるかも知れませんね。
少なくとも私がシーゲル派であるという印象をお持ちの方はいないと思います。
確かにシーゲル派筆頭銘柄であるフィリップモリスやアルトリアを保有していないので、そう思われるのも仕方ないと思います。
しかし、投資家としての私はひっそりとシーゲルの影響を受けておりました。
その一環として、過去にアルトリアもしっかり保有していたのです。
アルトリアを買ったのは2011年
メモが残っていないので正確な日時は忘れましたが、私がアルトリアを購入したのは2011年でした。購入価格は26~27ドルだったと記憶しています。
この年に買った銘柄で今も持っているのは、マイクロソフト、ウォルマートがあります。
円ベースでの購入金額は30万円程度、当時のドル円レートが70円台後半だったので、購入枚数は恐らく150株程だと思われます。
元々、シーゲル先生の著作『株式投資』、『株式投資の未来』を読んでいた私はタバコ銘柄に好意を持っておりました。
2009年から米国株投資を始め、気になった銘柄をコツコツ買付していく過程でアルトリアを購入した形です。
ちなみに、この辺りは他の方も同様だと思いますが、私もアルトリアとフィリップモリスかで悩みました。
アルトリアを選んだのは単にこちらの方が割安だったからでした。
将来性とかは考慮していません。我ながら安直でしたね(;^_^A
しかし、結局微益撤退してしまう
そんなこんなで買ったアルトリアでしたが、長く続きませんでした。
何と1年も持たずに、株価30ドル程度で売ってしまいます。
実はアルトリア、私が買ってからも徐々に値を上げていました。
それ自体は大変嬉しいのですが、リーマンショック後から一貫して上げ続け、株価が2倍近くまで上がっていました。
株価も上がり、シーゲル先生が書いていた時代と比べて指標が割高になっていました。
そうした状況に対し、今は高値圏では??と怖くなって売ってしまったところになります。
今思えばこの売却は大間違い
今のアルトリアの株価を知っている方にとっては、当時の私の判断が如何に愚かだったかはお分かりになられると思います。
ヤフーファイナンスからアルトリアのチャートを引っ張って来ました。
見辛くて恐縮ですが、70ドル台を付けた2017年までほぼ右肩上がりでした。
この時期の私と言えば、買い戻す事はせず、上げていく様を悔しく見ていただけです。
(途中から諦めて忘却の彼方)
最近のアルトリアは不調で株価50ドル台を切ったようですが、それでも当時のポジションを維持していればドルベースで倍近く、円ベースなら2.5倍、 配当込みなら3倍を超えていたと思われます。
少なくとも後生大事にしていたAT&TやGEより、保有を続けるべき銘柄だったと言えます。
「含み益」のある高配当銘柄は強力
通常下落局面の心の安定として、「配当」がありますが、個人的には「含み益」も重要だと考えています。
もし、現在もアルトリアを保有し続けていれば、「含み益」により評価額が倍近くなっていました。
株価が下落しても
①含み益が十分あるから焦らない
②年率6%もの配当が心の慰めになる
という2段構えにより、安心して持ち続けることが出来たと思っています。
アルトリアはボラティリティが大きいという欠点があります。
しかし、今も持ち続けていれば、ウォルマートと並ぶ生活必需品セクターの柱になっていたと思われます。
今から買おうという気はなかなか起きませんが、売らずに持ち続けていればなと今でも思うところです。
思い返すと非常に残念。
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1年前は思いっきりタバコ銘柄に否定的な記事書いていました
否定しながら1か月後にフィリップモリスを買う変心っぷり(;^_^A