けんしんです。
米国株投資家ーにとって、最大の駄株と言えばGEを上げる人が多いと思います。
確かにここ2、3年で見れば全くもってその通りなのですが、私にとってもう一つ捨てがたい銘柄があります
その銘柄は、AT&Tです。
現在、タイムワーナー買収による財務体質悪化懸念と業績不振により、株価が低迷しています。
AT&Tのチャート
下記が期間中のチャートですが、株価は8年前とほぼ同じ水準です。
同じ時期に購入した銘柄達で、株価が現時点で上昇していないのはGEとAT&Tのみです。
今回売却して利益は出たものの、ほとんどが為替差益で、株価上昇による利益はごく僅かでした(;^_^A
AT&Tは配当利回りが高いという利点はありますが、S&P500が当時から倍くらいになっていることを思えば、この投資は完全に失敗でしたね。
インカムゲインを重視する方は、「株価が低迷していても配当がたくさん出ればOK」「寧ろ、安く買えてラッキー」と言う方も多いですが、他の銘柄が大きく上昇する中、自分の保有銘柄が何年も何年も上がらないというのは本当に辛いものですよ。
配当は都度課税され、キャピタルゲインのように課税繰り延べが出来ず、税制面でも不利ですしね。
個人的には、配当だけではなく、キャピタルゲインも含めたトータルリターンで評価したいものです。
AT&Tは非常に割安
今回売却しましたが、指標を見るとAT&Tの割安さは際立っています。
PER9倍、配当利回り7%は凄いですね。
バリュー投資家orインカムゲイン投資家なら一度は候補として考えると思います。
私自身、この指標で売って本当に良かったのか??と思うところではあります。
投資家心理の一つ「降伏」
ところで、投資家心理として言われるものの一つに「降伏」があります。
投資家は可能な限り自分の信念を貫こうとしますが、経済的・心理的な圧力が高まると抗しきれずに、多数派の仲間入りをすることがあります。
今回の件は、私にとって「降伏」を意味するのかもしれません。
今までAT&Tが低迷しても我慢して持ち続けていましたが、遂に手放してしまった訳なので。
そして、最後の一人が降伏した時が相場の反転期と言います。
果たして、私がどの位置なのかは気になるところ。
もし、私が最後の一人、もしくはそれに準じる位置だったら程なく反転するかもしれませんね。
ともあれ、AT&Tのノンホルダーとなりました。
これで保有バイアスも消えたと思うので、一度フラットな視点でAT&Tを見てみようと思います。
後日、やっぱり魅力的だったと思えば買い戻すかもしれません。
GEも何だかんだで買い戻しましたが、果たしてAT&Tはどうなるか…
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