こんばんは、けんしんです。
日本代表が無事決勝トーナメントに進出いたしました。
最後負けているのに日本代表が最終ラインでパス回しをしたのは驚いた人も多かったと思います。
これも、現状のまま試合を終えれば、フェアプレーポイントで決勝トーナメント進出決定、逆に攻めて点を取られたら得失点差で敗退という状況の中での苦渋の選択だったと思います。
しかも、セネガルが追い付いたら勝ち点差で敗退という要素もあり、リスクある(しかし、まだ確率が高い)方法でした。
この方法での突破は賛否両論で荒れる状況だと思います。
しかし、下記の理由から私は日本代表は良くやったと思います。
①日本はW杯出場国で最弱に近い位置で、今回を逃せば、次いつチャンスが来るか分からないこと
②今回、この作戦を取れたのは、第1戦、第2戦でしっかり戦ったからこそ出来た結果であること
③結果を求められている中で、冷静に最も確率の高い方法を選んだこと
④大会前は3戦全敗が濃厚と言われていた状況で、決勝トーナメント進出は非の打ちどころのない結果であること
⑤試合の流れを見ても、得点するより失点する可能性の方が高かったこと
維新三傑の一人である大久保利通の方法論は、「最善を得られなければ次善を、次善を得られなければ三善を尽くす」であったと聞きます。
ポーランドに勝って突破するのが最善、しかし、その可能性が限りなく低くなった以上、形はどうあれとにかく突破するという次善の策を取ったと言えます。
決して褒められるやり方ではありません。
しかし、しっかりと結果を出した日本代表を私は称えたいと思います。
勿論、コロンビア戦・セネガル戦で盛り上がった熱が冷めてしまった方も多いと思います。
決勝トーナメントでは、風当たりも予想され、しかも相手はタレント揃いのベルギー…
非常に苦しい状況ですが、今回の件を払拭するような立派な戦いぶりを期待しています。
頑張れ!日本!