けんしんです。
株式市場荒れてますね。
個人的にはまだ焦る段階ではありませんが、少々警戒しています。
では、毎週定例のリラ振り返りです。
1か月チャート
①トルコリラ
②南アフリカランド
ここ1週間の騰落
①トルコリラ:18.76円→18.54円(-2.2%)
②南アランド:8.04円→7.70円(-4.2%)
両通貨とも下落しました。
マクロ環境も個別状況も良くなかったので仕方ありません。
今週の経済指標
①トルコ
10/2(火) 9月製造業PMI 42.7(前回46.4)
10/3(水) 9月消費者物価指数(前月比) 6.3%(予想3.4%、前回2.3%)
10/3(水) 9月消費者物価指数(前年同月比) 24.52%(予想21.10%、前回17.90%)
10/3(水) 9月生産者物価指数(前月比) 10.88%(予想3.40%、前回6.60%)
10/3(水) 9月生産者物価指数(前年同月比) 46.15%(予想39.61%、前回32.13%)
②南アフリカ
なし
重要なインフレ率ですが、市場予想を大きく上回りました。
特に生産者物価指数(前年同月比)が+46.15%というのは衝撃です。
まとめ
今週は非常に苦しい一週間でした。
しかし、リラの下落は2%に止まり、非常に善戦したと思います。
先月ならば10%近く落ちてもおかしくないレベルの状況と思います。
①米国長期金利上昇
9月のFOMCでの利上げを機に米国の金利が大きく上昇しています。
特に今週は長期金利の上昇が著しく、米国株式市場も混乱しています。
これらは新興国からの資金流出を招くため、リラとしては当然悪材料となります。
トルコ自身では如何ともしがたい話なので、落ち着くのを待つしかないですね。
②インフレ高進
指標の所でも書きましたが、インフレ率が市場予想を大きく上回り、予想比でも絶対値でも極めてまずい状況です。
個人的には、前回の利上げで満足してましたが、この状況では更なる利上げが必要になるかも知れません。
ところで、アルバイラク財務省は9月がインフレ率のピークと述べたようです。
勿論、そうあって欲しいですが、実際どうでしょうか?
③米国雇用統計
雇用者数の増加は予想18.5万人に対して、13.4万人の増加と予想を下回りました。
ただし、前月の数字が20万人→27万人と上方修正され、失業率が3.7%と1969年以来の低水準となりました。
これを受けて、米国長期金利は上昇しましたが、リラは若干上げました。
強弱まちまちで判断が難しいところですが、リラについては大きな影響もなく安堵しています。
④ブランソン牧師
10/12にブランソン牧師の審理が行われます。
もし、ここで解放という事になれば、米国との関係改善が期待されプラス材料です。
米国と揉めても何も良い事はないので、解放を期待したいところ。
インフレ率が悪く、米国長期金利上昇・株式市場の混乱と悪いこと尽くしですが、リラには粘って欲しいところ。
頑張れ!リラ!
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