けんしんです。
最近、株式の下落が激しすぎてトルコリラが癒しになっています。
ロスカットされた事を考えれば、癒しでも何でもないはずですが、不思議なものです。
では、定例の1週間のまとめです。
1か月チャート
トルコリラ
南アフリカランド
ここ1週間の騰落
①トルコリラ:19.96円→20.01円(+0.3%)
②南アランド:7.81円→7.66円(▲1.9%)
南アフリカランドが下落する一方、トルコリラがほぼ横ばいでした。
主要通貨が円に対して下落する中で立派な結果です。
今週の経済指標
トルコ
10/23 10月消費者信頼感 57.3(前回59.3)
10/25 トルコ中銀 政策金利 24.00%(予想24.00%、前回24.00%)
南アフリカランド
10/24 9月消費者物価指数(前月比) 0.5%(予想0.4%、前回-0.1%)
10/24 9月消費者物価指数(前年同月比) 4.9%(予想4.9%、前回4.9%)
10/25 9月卸売物価指数(前月比) 0.5%(予想0.5%、前回0.6%)
10/25 9月卸売物価指数(前年同月比) 6.2%(予想6.1%、前回6.3%)
まとめ
カショギ記者殺害についてエルドアン大統領が声明
以前、ソフトバンク関係のブログを書いた時にも触れましたが、エルドアン大統領がサウジアラビア人記者カショギ氏の殺害事件について述べました。
内容としては、カショギ氏は極悪な形で行われた殺人との認識を示し、事故で死亡したというサウジアラビアの主張を否定しました。一方で、ムハンマド皇太子の関与については示さず、サウジアラビアとの対立が決定的となるような事はなさそうです。
追加利上げは避けられないらしい
今年に入って政策金利をほぼ2倍にしたトルコ中央銀行は25日の会合で、いったん利上げの手を休めるかもしれない。しかし物価上昇率が足元で25%に達し、なお高まっている状況から、市場は追加利上げが避けられないと考えている。
引用元:ロイター
10/25の政策金利発表は市場予想の通り、24%の据え置きとなりました。
しかし、追加利上げは避けられないとの見方が広がっているようです。
理由はインフレ率が25%に達してしまったことから、実質金利がマイナスとなり、今の金利水準でも足りないという所のようです。
確かに私としても、引き締めのためには5%程度の糊代が欲しいところです。
インフレ率が下がらないならもう一段の利上げが必要というのは最もな意見です。
しかし、利上げ観測が出てしまうと、実際に利上げされない場合、リラが下落する可能性があります。最近、丸くなっている感もありますが、エルドアン大統領の利上げ嫌いは健在だと思うので、更なる利上げは可能なのだろうか。
また、最近はリラ危機も収まり、景気後退のリスクが強く出て来ています。
可能なら、現行水準でインフレ率が沈静化するのが理想と思う所ではあります。
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