けんしんです。
最近、株式市場がしんどいですね(毎回言ってる気がしますが)。
毎度しんどい株式市場に対して、上昇を続けるリラは癒しとなっております。
では、定例のトルコリラまとめです。
1か月チャート
トルコリラ
南アフリカランド
ここ一週間の騰落
トルコリラ:21.75→21.24(▲2.34%)
南アランド:8.19→7.95(▲2.93%)
今週の指標
トルコ
12/3 11月消費者物価指数(前月比) ▲1.44%(予想▲0.29%、前回2.67%)
12/3 11月消費者物価指数(前年同月比) 21.62%(予想23.02%、前回25.24%)
12/3 11月生産者物価指数(前月比) ▲2.53%(前回0.91%)
12/3 11月生産者物価指数(前年同月比) 38.54%(前回45.01%)
12/3 11月製造業購買担当者景気指数 44.7(前回44.3)
南アフリカ
12/4 7-9月期四半期国内総生産(前期比年率) 2.2%(予想1.6%、前回▲0.7%)
12/4 7-9月期四半期国内総生産(前年同期比) 1.1%(予想0.5%、前回0.4%)
12/6 7-9月期四半期経常収支 ▲1,766億ランド(予想▲1,760億、前回▲1,640億)
まとめ
先週、節目となる22円台を付けて、大いに注目していたリラでしたが、残念ながら今週は下落となりました。
今まで上昇してきた勢いでさっくり越えてくれれば嬉しかったのですけどね(;^_^A
値動きは少し残念でしたが、マクロ的な動きは悪くないと思っています。
まずはインフレ率。
前月比▲1.44%と遂にマイナスに転じました。
また、前年同月比も+21.62%と前月より大きく減少しています。
両方とも市場予想も上回り、留まるところを知らないインフレ率もようやく落ち着いた?という兆しが見えて来ました。
特に前年同月比が政策金利である24%を下回ったのは大きいですね。
現状の金利でもインフレ率を抑えられる可能性が出て来たと思っています。
勿論、たった1ヶ月で判断することは出来ず、推移を見守る必要はありますが。
また、アメリカの利上げ姿勢の後退もトルコを含む新興国にとって有利な状況です。
アメリカの利上げ姿勢は新興国通貨・株式の下落を誘発しますが、利上げ圧力の後退は新興国通貨の下落を緩和します。
ただし、アメリカの混乱が行き過ぎれば、マネーフローが変調をきたすので、新興国にとってはとんでもない悪材料になりえます(;^_^A
まだ大丈夫ですが、このまま混乱が進めば8月のようなリラ大暴落が引き起こされてもおかしくないと考えています。
やはり、先進国にとっても新興国にとっても、アメリカの混乱が早く収まって欲しいというのは共通の願いですね。
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