けんしんです。
先週、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)がやらかしてしまいましたね。
ロイターによると、JNJは商品のベビーパウダーに発がん性物質のアスベストが混入していたことを知りながら、数十年に渡り隠していたとのこと。
JNJは否定しているようなので真実は分かりませんが、ベビーパウダー関連の訴訟を起こされている同社にとって今回の記事はかなりの痛手ですね。
私はJNJを保有しておりますが、市場全体が下げる中でディフェンダーの役割を果たしていた銘柄で問題が起きるはキツイものがあります。
私としても、この問題について認識はしていたのですが、ここで炎上するか~というところ。
取り得る対応
こうした不祥事への対応は、下記の3つに大別されると思います。
①暴落をチャンスと見て買い増す
②被害拡大を避けるため売却する
③現状維持
さて、今回の件はどうすべきか考えると
1.売りと考える要因
①ベビーパウダーの訴訟が頻発しており、今回の記事を受けて更に広がる可能性
②過去の不祥事を見事な対応で名を上げたJNJにとって、不祥事の隠ぺいとも言える今回の事件は企業イメージの毀損が大きそう
2.売らなくとも大丈夫??と考える要因
①JNJはロイター記事を否定しており、事実ではない可能性がある
②ベビーパウダーのJNJ内における比率は小さい
③JNJは長年に渡り成長を続けてきたという実績がある
対応方針
個人的にはまずは事実かどうか分からない以上、積極的な行動は取りにくいところです。
ただし、投資では「生き残ることが一番大切」という事を鑑みれば、買い増した後に事実だったと発覚するのが一番恐ろしい事です。
そう考えれば、一旦ポジションを外すのが最も安全な対応ではないかと考える所です。
ただし、事実ではなかった場合は底値で売ることにもなります(機会逸失のリスク)。
今の厳しい相場環境も踏まえれば、一旦ポジションを外すのが無難とは思いますが、まだ事実かどうか分からない点を踏まえ、逃げよりの様子見にしようかと思います。
当面は現状維持としますが、売る準備はしておくという形ですね。
ただし、売る場合の乗り換え先は予め考えておこうと思います。
乗り換え先は、同じヘルスケアセクターで保有しているファイザーへの集約が第一候補ですが、今回の件を見てもヘルスケアを1銘柄に絞るのは少々怖い気がします。
そのため、ファイザー以外が候補になりますが、ジョンソン&ジョンソンは非常に良い銘柄で、ピンとくる代替銘柄は簡単に見つかりません。
ヘルスケア企業は個別銘柄リスクが高い事を踏まえれば、案外VHTのようなヘルスケアセクターETFの方が良いのかもしれませんね。もしくはセクターは異なりますが、生活必需品あたりに手を広げるのもアリかもしれません。
本件、息の長い問題になりそうなので、ゆっくり考えていきます。
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