けんしんです。
昨日はジョンソン&ジョンソンとIBMの決算発表があった。
両銘柄ともかつて保有していたこともあり、今も気にしている。
ジョンソン&ジョンソンの決算
売上:200億2000万ドル(市場予想:195億5000万ドル)
EPS:2.10ドル(市場予想:2.04ドル)
株価:136.52ドル→138.02ドル(+1.10%)
http://www.investor.jnj.com/johnson-johnson-reports-2019-first-quarter-results
IBMの決算
売上:182億ドル(市場予想:184億6000万ドル)
EPS:2.25ドル(市場予想:2.22ドル)
株価:145.15→140.72(▲3.05%)時間外市場8:45現在
https://www.ibm.com/investor/att/pdf/IBM-1Q19-Earnings-Charts.pdf
ジョンソン&ジョンソンの決算は良かったが…
ジョンソン&ジョンソンの決算は売上高・EPS共に市場予想を上回った。
医薬品事業が好調だったとのことで、通期の業績も上方修正された。
決算は非常に良かったものの、株価はプラス1.1%と寂しい増加にとどまった。
恐らく、ヘルスケアセクター全体の下落に巻き込まれ、値を伸ばせなかったのだと思う。
参考までに、私のファイザーも3%下落している。
ユナイテッドヘルスのCEOが決算発表で、国民皆保険に反対する発言をして急落したらしい (From霧末さんブログ)。
セクター全体の下落はこれに引きずられたのかもしれない。
ジョンソン&ジョンソンは手放したものの、また買いたいと思っている銘柄の一つ。
こうした本質とは関係ない部分で株価が抑えられるのは歓迎である。
(金がないので、買いたくても買えないけど…)
IBMは縮小が止まらず
IBMの決算は、EPSは市場予想を上回ったものの、売上高が未達となった。
IBMはこのパターンが非常に多いように思う。
売上高は前年同期比4.7%減とのことでかなり苦しい印象を受ける。
IBMの決算は、私のマイクロソフトと競合するクラウドの動向を一番気にしている。
今回は+10%と前回から少し鈍化したようである。
最近クラウド大手はどこも成長率が鈍化傾向なので、可もなく不可もない数字のように思う。
IBMは縮小が止まらないというマイナス面と潤沢なキャッシュフロー&割安な指標というプラス面をどう捉えるかで、人によって判断が変わる銘柄である。私自身どちらに転ぶが見当もつかない。
IBMの行く末を見ることは、巨大企業がゆっくり衰退する際にどのような経過を辿るかを学ぶ意味で、投資能力の向上に資すると思う。
流れを止めることが出来るかという点も含めて注目である。
現在、IBMを保有してはいないが、今後もウォッチして行きたいものである。
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