けんしんです。
先週金曜のJPモルガンで幸先の良いスタートを切った決算発表だが、昨日ゴールドマンサックスとシティグループの決算があった。
JPモルガンの流れに乗ってくれたら嬉しかったが、残念な結果となった。
ゴールドマンサックスの決算
売上:88億1000万ドル(市場予想:88億9000万ドル)
EPS:5.71ドル(市場予想:5.02ドル)
株価:207.84ドル→199.91ドル(▲3,82%)
シティグループの決算
売上:185億8000万ドル(市場予想:185億6000万ドル)
EPS:1.87ドル(市場予想:1.80ドル)
株価:67.42→67.38(▲0.06%)
https://www.citigroup.com/citi/investor/data/p190415a.pdf?ieNocache=111
決算は悪くないが、株価は不調
両行とも一株利益は市場予想を上回ったが、売上高はゴールドマンが未達となった。
決算後の株価は、シティは横ばい、ゴールドマンが大幅下落になった。
JPモルガンの好決算に続き、米銀全体が上がることを期待していたが、短い夢だった。
ゴールドマンサックスは、投資銀行以外のセクターが減収となったものの、コスト削減によって1株利益の増加を達成した模様。JPモルガンと同じく、特にトレーディングが苦戦。ただし、投資銀行業務は驚きの51%増加とのこと。
シティグループは、トレーディングが減少したものの(債券は増加)、金利収入の増加、投資銀行の好調、実効税率の低下などで1株利益の増加を達成したようである。
株式トレーディングはどこも減益のようだが、2019年1-3月期は株式市場が好調だったので正直意外である。買いだけでなく、売りも行っているからだろうか。
米銀の趨勢
まだバンク・オブ・アメリカとモルガン・スタンレーが未発表だが、現在まで発表された決算を見る限り、米銀の趨勢は下記のように感じられる。
・トレーディング苦戦
・投資銀行好調
・商業銀行好調
私が保有する米銀ではモルスタが残っているが、同じ投資銀行であるゴールドマンを見ると厳しい決算を覚悟しておいた方が良さそうだ。
特に、モルスタは前回決算で思いっきりこけている。
今回も株価マイナス5%くらいは普通にあるものと覚悟しておこう。
(ちなみに、前回は4.4%マイナス)
ただし、モルスタは、ゴールドマンより投資銀行業務に軸足を置いている。
業態を踏まえれば、ゴールドマンよりは良い決算が出て欲しいという思いもある。
一方、バンカメは良い決算が出ることが多い。
JPモルガンと並び、現在最も乗っている米銀と言って良いだろう。
果たして今回の決算はどうだろうか?? 注目である。
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