けんしんです。
米銀大手の決算ラッシュがいよいよ最後です。
昨日は最後の一つであるモルガンスタンレーの決算発表でした。
保有株の決算もこれで4つ目が終了です。
まずは簡単に市場動向から。
市場動向
米国株(1/17)
NYダウ:24,207⇒24,370(+0.67%)
S&P500:2,616⇒2,636(+0.76%)
ナスダック:7,035⇒7,084(+0.71%)
日本株(1/18)
日経平均:20,402⇒20,666(+0.67%)
TOPIX:1,543⇒1,558(+0.93%)
マザーズ:938⇒951(+1.36%)
10年債利回り
米国:2.71%⇒2.75%
日本:0.00%⇒0.00%
為替 (1/18)
ドル円:108.97⇒109.39
ユーロ円:124.14⇒124.63
ポンド円:140.35⇒141.89
リラ円:20.37⇒20.49
商品(1/17)
原油:52.11⇒52.07(-0.1%)
金:1,288.4⇒1,293.8(+0.3%)
日本株・米国株共に上昇しました。
米国が中国への関税を解除するとの思惑が広がり、貿易戦争鈍化懸念から値を上げたとのことです。
上がること自体は嬉しいですが、こうした思惑は実現しない事も多いので追随するのは躊躇します。貿易戦争は息の長い案件になると思いますので、早合点せずゆっくり待とうと思います。
モルガンスタンレーの決算
売上:85億5000万ドル(予想:93億ドル)
EPS:0.73ドル(予想:0.89ドル)
株価:44.49⇒42.53(-4.41%)
https://www.morganstanley.com/about-us-ir/shareholder/4q2018.pdf
モルガンスタンレー(MS)の決算は非常に悪いものでした。
同じ投資銀行であるゴールドマンサックス(GS)とは逆の結果です。
MSはGSと比べてトレーディングへの依存度を抑えているので、GSより市場環境の悪影響を受けにくいと思っていたのですが、当てが外れました。
(GSはハイリスクハイリターン、MSはミドルリスクミドルリターンのイメージ)
MSは債券トレーディングが30%減、株式トレーディングが変わらずと、他の米銀大手と比べて非常に悪い結果になっています。また、力を入れているウェルスマネジメント(富裕層向け金融サービス)も6%減と苦しい状況です。アドバイザリー業務は良かったようですが…
株価は寄り付きから下げて始まり、終値も-4.4%と大きく下落して終了。
JPモルガンのような最後の上げもなかったですが、この決算の悪さでは仕方なし。
非常に残念な結果ですが、受け入れます。
米銀大手の決算が終了
今回のモルガンスタンレーで米銀大手の決算は全て終わりました。
今決算期は市場が荒れていたこともあり、決算の明暗が分かれました。
勝ち組:バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマンサックス
終わり悪ければ負けたような気分になりますが、総論としてはまずまずの結果と思います。
市場環境の悪さを踏まえれば全行負け組でもおかしくなかったですし、業績悪化を織り込んで株価も下がっていたので、期待の低さと比べれば健闘した決算だったと思います。
ただし、今回のシティ買い増しもあり、米銀株の比率が更に高まったため少し居心地の悪さも感じています。今後の動向次第ではありますが、ポジションを減らすかもしれません。
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