けんしんです。
最近リラの下落が止まりません。
株式の決算を見ながらリラにも意識を払うという大変な週でした。
決算は徐々に終わって行きますが、リラの下落はいつ終わるか分かりません。
そう言う意味ではリラの方がしんどさを感じます。
では、今週のトルコリラまとめです。
トルコリラの1か月チャート
ここ数週間の流れを引き継ぎ、美しい右肩下がりです。
これが右肩上がりだったら嬉しいのですが…難しいです。
トルコリラの一週間レート推移
1日たりとも上がらず、週を通して下落しました。
この落ち方は何とも悲しい…
今週のトルコ経済指標
一応前回より改善している指標が多いですが、レート改善には繋がらず。
過去の事より、これから先の懸念に目が行くのは仕方のないところですね。
トルコ中銀がハト派に転換
今週のリラは下げ続けましたが、特に25日の下げが大きかったです。
理由は下記トルコ中銀のハト派転換のようです。
トルコ中央銀行は25日、政策金利である1週間物レポレートTRINT=ECIを24.00%に据え置いた。据え置きは予想通り。また将来の引き締めに関する文言を撤回し、ハト派姿勢に転換した。
中銀は声明では「物価に影響を及ぼす諸要因を注視しつつ、目標に沿った物価の維持に向け金融政策スタンスを決定する」と表明。同時に従来の「必要に応じて一段の金融引き締めを実施する」との文言を削除した。
引用元:ロイター
これはまさに最悪のタイミングと言って良いでしょう。
ただでさえ通貨安が起こっている時にハト派姿勢は更なる通貨安を招きます。
今の経済情勢で利上げは難しいと思いますが、せめて現状維持に出来なかったのか。
インフレ率が高止まりしている状況で出口戦略を出すのは市場に誤ったシグナルを与え兼ねません。
連休中のフラッシュクラッシュには要注意
FXは商いが少ない時に投機筋が参入し、乱降下する場合があります。
今回のGWは10連休と長いので注意する必要があります。
日本の10連休中に外国為替市場で相場が一瞬で急激に動く「フラッシュクラッシュ」が起きるのではないか、と世界各地の投資家が警戒感を強めている。市場参加者が減って流動性が細った際に、フラッシュクラッシュが発生しやすいからだ。
引用元: ロイター
ロイターによると特に5月1日が要注意とのこと。
株式現物ならそこまで気にしなくても良いと思いますが、レバレッジを掛けがちなFXは要警戒ですね。
ロスカットという最悪の事態を防ぐためにもレバレッジは落としておいた方が良いと思います。
私もリラのポジションを削減し、急落のリスクに備えました。
まあ、下落するのはあくまで可能性であって、実際は動きがないかも知れません。
逆に上がってしまい、連休後に高値で買い戻していたら笑ってください(;^_^A
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