けんしんです。
先週は米銀株の決算ラッシュでした。
株式に集中したいのでトルコリラは大人しくして欲しかったのですが、残念ながら下落を続けました。
本当にじゃじゃ馬っぷりが凄いです。
では、定例のトルコリラまとめです。
トルコリラの1か月チャート
コツコツ下がっています。
いつかドカンとこなければ良いのですが…
トルコリラの1週間レート推移
4/17に一時跳ねたけど、その後再び下落の流れに…
下げ止まるのでしょうか( ̄▽ ̄;)
今週のトルコ経済指標
経済は悪化が続きます。特に失業率が大きく悪化したのがビビります。
当面は苦しい状況が続きそうです。
まとめ
ここ最近ずっと下落が続いていますね。
去年12月に22円に接近したのが懐かしいです。
そろそろ下げ止まって欲しいですが、外部環境の悪化が著しいです。
地方選挙のやり直しを求めているとか
エルドアン大統領が、イスタンブール市長選のやり直しを要求しているようです。
トルコで3月31日に実施された統一地方選の結果をめぐり、エルドアン大統領が率いる国政与党・公正発展党(AKP)は、最大都市イスタンブールの市長選に不正があったとして投票のやり直しを求めている。
イスタンブール市長選の非公式な集計結果によると、AKPの得票率は48.51%。最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が48.79%と、小差で上回った。
引用元:CNN
与党優勢と言われていた中で僅差での敗北で納得いかなかったのでしょうが、やり直しがまかり通ってしまえば民主主義とは言えません。
海外投資家からの受けも最悪だと思います。
今回の結果を確定とし、前に進んで欲しいと思います。
外貨準備が公表値より少ない??
トルコの外貨準備が想像以上にまずいようです。
リラは一時1.9%下落した。トルコ中央銀行は純外貨準備を積み増すために過去1カ月、市中銀行との短期スワップ取引を利用していたと、英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じたことがきっかけとなった。4月12日時点で外貨準備は284億ドル(約3兆1780億円)。ブルームバーグがまとめたデータによると、先週末時点で短期スワップ取引の残高は127億ドルだった。
引用元:ブルームバーグ
トルコ中銀はスワップで借りて来たリラを外貨準備に繰り入れ、実態より多く見せているのではないかと言われているようです。
借り入れを外貨準備とするのは無理があります。
本当なら由々しきことではないでしょうか??
元々、トルコの外貨準備が急減しているところにこの疑惑は恐怖を感じます。
今年に入ってからのトルコリラは本当にきな臭いですね。
去年8月のセリクラで危機が去ってくれれば嬉しかったのですが、そう簡単には行かないようです。
関連記事
1週間前のトルコリラ
外貨準備急減のきっかけになった政策です