けんしんです。
G20は無難に終わって何よりですね。心より安堵いたしました。
株については上に行きそうな雰囲気ですが、今までの期待も高かっただけに注意も必要だと思います。
それでは、今週のトルコリラまとめです。
トルコリラの1か月チャート
6月半ばから完全にレンジ相場になってますね。
先行きが不透明で上にも下にも行きにくかったのかも知れません。
G20も終わったことで、そろそろ動くかな??
トルコリラの1週間レート推移
先週末から少し上昇しました。
イスタンブール市長選が無事決着したのが理由かと思います。
あとは、G20で楽観的な見通しが出て来たというのもあるかも知れません。
今週のトルコ経済指標
前回より良い結果になっています。
景気後退観測が強いですが、少しずつ流れは良くなってきているように思います。
今週の出来事
イスタンブール市長選で野党候補が勝利
トルコ最大都市イスタンブールのやり直し市長選挙が23日投開票され、野党候補イマモール氏が地滑り的勝利を収めたのを受け、通貨リラが急伸。ここ数カ月にわたりリラ相場の重しとなっていた政治的不透明感に終止符が打たれた。
同市長選は当初3月に実施されたが、与党・公正発展党(AKP)のユルドゥルム候補が僅差で敗れた後、エルドアン大統領率いるAKPが結果を受け入れず再選挙となり、トルコの民主主義の基盤が揺らいでいるとの懸念が強まっていた。
引用元:Bloomberg
イスタンブール市長選は無事決着したようですね。
事前予想通り、野党候補の勝利が確定しました。
今回も結果を受け入れないことを危惧していたため、あっさり受け入れたのは驚きでした。
これで不透明感がなくなるので、トルコリラにとっては好材料ですね。
ただし、今回のエルドアン大統領の基盤が弱まると思われます。
今回の結果を受けて、トルコの政治がどうなるかは要警戒ですね。
G20でトランプ大統領とエルドアン大統領が会談
トランプ米大統領は29日、トルコのエルドアン大統領と大阪市内で会談した。米ホワイトハウスによると、トランプ氏はトルコによるロシア製地対空ミサイルシステム「S400」の配備問題について懸念を表明した。トルコが米国の反対にもかかわらず配備を強行した場合に制裁を課す可能性について記者団から問われると「検討している」と述べた。
ただ、オバマ前政権が米国製ミサイルシステムのトルコへの供与に応じなかった経緯に触れ、トルコ側に同情的な考えも示した。
引用元:日本経済新聞
一先ず、無事会談は終了したようです。
決裂して追加制裁されることを危惧していたため、無事乗り切り安堵いたしました。
ただし、別に行われたエルドアン大統領とプーチン大統領の会談で「S400」導入の再確認が行われたようです。
個人的には、最終的にトルコが導入を断念すると思っていたのですが、そんな雰囲気じゃなくなってきましたね。アメリカが妥協するか否かに重点が移っている気がします。
トランプ大統領はG20で本件を問題視しなかったわけですが、今後も穏便に行くのでしょうか??
米議会はもっと強硬とも聞きますし、トランプ大統領が急にTwitterで制裁を発表する可能性もあります。
やはり、今後も引き続き注意しておこうと思います。
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