けんしんです。
土曜朝にアメリカとメキシコが合意とトランプ大統領がtweetしました。
I am pleased to inform you that The United States of America has reached a signed agreement with Mexico. The Tariffs scheduled to be implemented by the U.S. on Monday, against Mexico, are hereby indefinitely suspended. Mexico, in turn, has agreed to take strong measures to....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年6月8日
これにより、市場の懸念事項だったメキシコとの対立が一旦収束したことになります。
株式市場は一先ず安心といったところですね。
しかし、アメリカ対トルコでは困った問題が起こり、少しビビっております。
それでは、今週のトルコリラまとめです。
トルコリラの1か月チャート
最後失速したのは残念ですが、2週間前と比べれば高い水準にあります。
この水準を維持して欲しいですね。
トルコリラの1週間レート推移
先週末とほとんど同じ水準で終えました。
19円台をキープしてくれれば嬉しかったですね。
来週はどうなりますかね??
今週のトルコ経済指標
重要なインフレ率の発表となりました。
依然として高水準ですが、市場予想を下回り、鈍化傾向を示しているのは良い事です。
景気後退は懸念ですが、少しずつ良くなってきていると感じます。
まとめ
一時1リラ19円を突破
今週のリラは一時19円を突破したものの、その後下落し、最終的には前週末と変わらない水準で終えました。
トルコは先週お休みで、ニュースもあまりなかったので、変動理由はトルコ自身ではなく外部環境かな?と邪推しています。
・アメリカ経済指標悪化に伴う利下げ期待
・原油価格の変動
なお、土曜にアメリカとメキシコが合意し、 制裁関税の延期が発表されました。
これは、市場全体に安心感を与え、来週の相場に期待を抱かせるものです。
しかし、一方でトルコ固有の問題が発生しています。
アメリカ、F35計画からトルコを除外
シャナハン米国防長官代行は7日、ロシア製の地対空ミサイルシステム「S400」を導入する方針のトルコに対し、トルコと北大西洋条約機構(NATO)の関係に亀裂が走りかねないと警告した上で、米国の最新鋭ステルス戦闘機「F35」関連計画からトルコを除外する方針を表明した。
引用元:ロイター
以前から可能性を示唆されていましたが、いよいよ「F35」関連計画からトルコを除外するようです。アメリカとしては、ロシアにすり寄るトルコを計画に加えれば、貴重な機密情報がロシアに流出すると懸念したものです。
先々週にアメリカとトルコで首脳会談の開催が発表され、リラが上昇しましたが、今回の「F35」関連計画からの除外は間違いなく悪材料。
私としては、対米関係悪化は何よりも恐れるものです。
来週は市場全体の上昇とトルコ固有のリスクがぶつかる形になると思います。
リラが上がってくれたら嬉しいですが、正直下がりそうな気もします。
今からビクビクです。
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