けんしんです。
任天堂「スイッチ」の販売が中国で認可されたようである。
中国当局はテンセント・ホールディングス(騰訊)に、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売を認めた。ゲームソフトは「NewスーパーマリオブラザーズUデラックス」が選ばれた。広東省の文化観光当局のウェブサイトに掲載された声明で明らかになった。
引用元:ブル-ムバーグ
正直、今まで中国に売ってなかった事の方が驚きだが、今回の決定で広東省での販売が始まるようである。
ソニーやマイクロソフトは既に中国で販売しているようなので、任天堂もようやくといったところかもしれない。
広東省をきっかけに中国全土に広がるか注目である。
任天堂の株価は大きく上昇
このニュースを受けて任天堂の株価+14%と大きく上昇した。
中国の人口は膨大なので、ポジティブに反応するのは至極尤もである。
私自身、ゲーム好きで「ニンテンドースイッチ」を持っていることもあり、任天堂の良いニュースは素直に嬉しい。
私も任天堂株を買おうとした事はあるのだが、最小購入単元が大きくて断念した(数百万円)。
数十万なら買っていたようにも思う。
もう少し個人投資家が手を出しやすい単元にして欲しいが、小口投資家は不要ということなのかもしれない。
ホルダーの皆さんおめでとう!
テンセントへの好影響もありそう
今回のニュースは、テンセントに認可とあるので、任天堂が直接販売するのではなく、テンセントが代理店のような形で販売するのかもしれない。
中国は外資に対して厳しい規制を強いているため、中国企業をかませないと進出できないといいうことだろう。
任天堂としては、利益総取りが出来ないのは悲しいところかもしれない。
代わりに笑っているのはテンセントかもしれない。
表現は悪いが、他人のふんどしで相撲取っているような形か。
テンセントの株価にもどう影響するか注目である。
任天堂が上手く行くか未知数だが、成功して欲しいもの
当たり前だがこのニュースが必ずしもプラスになるとは限らない。
販売したのは良いが、思ったより売れない可能性もある。
折しも、先日アマゾンが中国でシェアを取れず撤退するというニュースがあった。
アマゾンですら失敗するというところに中国の難しさがある。
また、現在、米中貿易戦争で中国経済が不調に陥っている。
深入りしすぎると、中国のカントリーリスクを抱え込むことになる。
実際、米中貿易戦争が激化していたころ、中国と関係の深い企業の株がメタメタに売られた。
しかし、中国のゲーム市場は大きいし、日本となじみの深い国である。
任天堂の中国進出が、上手く行くことを心から願っている。
ついでにマリオ&ピカチュウ効果で中国の対日感情が好転してくれればなお嬉しい(笑)
人口減で日本市場は縮小するため、日本企業は海外に活路を見出す他はない。
任天堂の成功を心から祈る。
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