けんしんです。
下落理由は、発表された今後3か年の業績見通しが低かったからのようです。
貿易戦争懸念で市場全体が冷え込む最中にこのニュースは大変痛いです。
インテルが今後3か年の業績見通し発表
米半導体大手インテル(INTC.O)のスワン最高経営責任者(CEO)は8日開催した投資家デーで今後3年間の業績見通しを示した。売上高と利益はともに1桁の伸びとなる見込み。パソコン向け販売は横ばいにとどまるものの、データセンター向けは2桁の伸びが期待できるとした。
引用元:ロイター
悪い見通しを隠さず提示する姿勢は良いと思いますが、株価が下落するのはしんどいですね。
暫くは業績が悪そうですが、データセンター向けが悪くないのが救いです。
データセンター向けはインテルにとって重要な成長分野ですし、顧客は私の主力銘柄であるマイクロソフト(クラウド事業)です。
ここが悪かったら、インテルのみならずマイクロソフトも心配しなければなりません。
インテルの株価は決算で既に大幅下落していた
ところで、インテルは4/25発表の決算ミスで株価が大きく下落していました。
決算前の株価が58ドルあった事を思えば、決算ミス・貿易戦争・今回の発表の3連コンボで株価が半月で15%も下げた事になります。
非常に残念です。
少し前にインテルが5G向け半導体から撤退すると発表して株価が上昇しましたが、焼け石に水でした。
そもそも、5G撤退が本当に好材料なのかも分かりませんが。
業績のブレが大きいのは景気循環株の宿命
業績悪化懸念からインテルの株価は大きく下落していますが、一方で指標面は割安です。
・Forward PER:10.7倍
・PEGレシオ:1.42倍
・配当利回り:2.56%
指標面では魅力的ですが、景気循環株は景気が悪くなれば業績が急速に悪化します。
好景気の時の業績&指標だけ見て飛びつくと痛い目を見る可能性があります。
インテルは半導体という景気循環商品を主力としていますので、現在のような低評価(割安な指標)はやむを得ない面があります。
また、貿易戦争などのマクロ的なニュースにも反応しやすい傾向があります。
ここ最近は半導体関連が悪いニュースが主流です。
インテルは保有期間9年と息の長い銘柄なので、ちょっとやそっとで売る事は致しませんが、より警戒方向で考えて行きたいと思います。
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去年も悪材料で大きく下げました(;^_^A