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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

アメリカが対中関税10%→25%へ引き上げ、投資姿勢は中庸のスタンスで

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けんしんです。

 

今週月曜にトランプ大統領が警告した通り、中国からの輸出品22兆円相当の関税が10%→25%に引き上げられました。

 

トランプ大統領の警告以降、株価は大きく下落しており、私のポートフォリオも大きく下落しています。

 

当然ながら、私も関税引上げの是非について、震えながら見守っておりました

 

市場で予想されていたシナリオは下記4通りだったと思われます。

 

 

 

事前に予想されたシナリオ

①米中貿易交渉妥結

②関税引上げ延期、交渉継続

③関税引上げ実施、交渉継続

④関税引上げ実施、交渉決裂

 

①→④と数字が大きくなるほど、経済に悪影響がある展開になります。

 

①は米中双方が先鋭化している状況では折り合えなさそう。

④はお互いにとって不幸な結果となり回避。

 

従って、市場では②or③を想定されていたように思います。

 

発表を受けて日本株式市場は下落

関税引き上げを受けて、場中の日経は下げで反応しました。

既に日米株とも大きく下げていたため、材料出尽くしとなる事を期待しましたが、残念ながらそうはなりませんでしたね。

 

毎度思うのですが、米中の争いなのに日本株が一番下げる現象、いい加減に何とかなりませんかね。

 

外部環境の変化に対し、日本市場が当事者以上に右往左往する状況は、日本人として悲しくなります。言っても詮無きことではありますが。

 

 

 

今後の展開と私のスタンス

中国側代表の劉鶴副首相が「自分が出来ることはもうない、事態解決は首脳同士次第」と述べたようです。

 

とすると、トランプ大統領習近平国家主席に下駄が預けられたことになります。

トランプ大統領のスタンスはTwitterから推察出来ますが、習近平主席については不明です。

 

全面戦争で困るのは中国なので、決裂は避けようとすると思います。

しかし、一方で中国はメンツを重視します。

アメリカに屈したと取られかねない合意は難しいかも知れません。

 

一先ず、直近では中国がどういった報復をしてくるかが焦点ですね。

報復関税しようにも掛けるものがないとも言われていますが…

 

長期の視点に目を向ければ、トランプ大統領が言及しましたが、中国にとっては民主党の方が与しやすい相手です。トランプ大統領の時はのらりくらりと躱しながら、民主党の大統領が誕生する時をじっと待つことも考えられます。

 

この場合、貿易戦争は相当な長相場になります。

 

ということで、短期的な解決に期待しつつ、長期的な対立を覚悟しておきたいと思います。

楽観・悲観どちらか一方に偏らない中庸な投資姿勢で行きたいですね。

 

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