けんしんです。
先日、グーグルのファーウェイとの一部取引停止が世を賑わせましたが、私にとってもう一社重要な会社があります。
それはインテルです。
インテルもグーグルと同様、ファーウェイへの部品供給を停止するようです。
インテルがファーウェイへの製品供給を停止
インテルやクアルコム、ザイリンクス、ブロードコムなど半導体メーカーは、追って通知があるまでファーウェイに供給しない方針を従業員に伝えた。これら企業の行動に詳しい複数の関係者が明らかにした。ファーウェイへの製品供給を事実上禁止するトランプ政権の措置を順守する。
引用元:ブルームバーグ
再開に含みを持たせている印象もありますが、一旦停止するようです。
米中貿易交渉次第で再開するのかもしれませんね。
インテルは米中貿易戦争の影響を受けやすい
インテルは貿易戦争の影響を受けやすい銘柄です。
貿易戦争が激化すれば景気へ悪影響を及ぼしますが。インテルは景気循環株ですので景気の影響をもろに受けます。
また、中国の売上比率は20%を超え、中国への依存度が高い企業です。
実際、貿易戦争の激化が伝えられると株価が大きく下がります。
中国依存度が下がると思えば悪い話ではなさそう
今回の措置がインテルの業績に打撃を与えるのは間違いありませんが、今まで中国の動きで右往左往する状況が続いていました。
今回の発表でも株価が大きく下げましたが、中国への深入りを避ける決定をしたのは悪い話ではないと思っています。
今回の措置はアメリカ政府がファーウェイをブラックリスト入りした流れに沿ったものです。アメリカ政府に逆らってまで中国に肩入れしないと意思表示したのは良い事だと思います。
ここで、他の企業とは違い、ファーウェイとの取引を今まで通り続けると言い出したら逆に心配になります。業績も大事ですが、政治との関係も大事だと考えています。
最終的には政治の決着次第か
今回のグーグルやインテルといった米IT大手の措置は中国にとってこの上なく強烈だと思っています。
強烈過ぎるが故にこの措置が永遠に続くかと言われれば、微妙な気もしています。
完全に米中妥結とはいかなくとも、落としどころを見つけ、措置が緩和される可能性もあると思っています。
ただし、私のメインシナリオは貿易戦争が今後も続く事なので、楽観視せず気を引き締めて投資を行いたいと思います。
私のポートフォリオで貿易戦争の影響が大きいのはアップルとインテルです。
今のところ売るつもりはありませんが、この2社については特に警戒を強めておこうと思っています。
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