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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

物言う株主「サード・ポイント」がソニー株式を取得。ソニー株の起爆剤になるか。

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けんしんです。

 

ソニー物言う株主として名高い「サード・ポイント」に株式を取得されたらしい。

サード・ポイントはソニー株を買い増し、経営改革を迫る予定とのこと。

これを受けてソニー株は9%と大きく上昇している。

 

 

ソニーの株価

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物言う株主が前面に出るのは久しぶりな印象

私が株式投資を始めたころ、物言う株主として村上ファンドが有名で、村上氏が逮捕された後も、スティール・パートナーズなどが世を賑わせていた。

 

日本企業は、資産の有効活用が出来ていない、資金効率が悪い、ガバナンスが効いていないと海外投資家から不評だったが、物言う株主がこれらを改善するものとして期待されていた。

 

日本には合わなかったのか、最近見なくなっていたが、久しぶりに出てきたという印象である。

 

 

ソニーが狙われたのは意外

個人的にはソニーが狙われたのは意外だった。

物言う株主とは、「現金や優良資産を持ちながら有効活用していない企業に対し、有効活用を提案して企業価値を向上させるか、そうでないなら株主還元を行う」よう要求するのが通常である。

 

ソニーは日本企業の中では経営効率を重視した欧米式の経営方針だと思っていたので、狙われるとは思っていなかった。

 

サード・ポイントは以前もソニー株を取得し、映画事業の売却を迫っていた。

今回も映画事業の売却のほか、導体・保険といった他業種と関連性が薄い分野が狙われているようである。この辺りはコングロマリットの辛いところかもしれない。

 

 

 

企業価値が高まるなら良いと思う

物言う株主には否定的な意見が大勢を占めるけど、個人的には企業価値が高まるなら問題ないと思う。

 

日本企業が資金効率や株主還元に関して、米国企業より劣っているのは事実なので、うまく改善してくれればと思うところだ。

 

歴史を紐解くと、日本は主体的に変わるというのが苦手な一方、外圧があったときに並外れた成長を見せることがある。

 

物言う株主は下火になっている感はあるが、この辺りの外圧も利用しつつ、日本企業の企業価値向上に努めて欲しいものである。

 

ただし、企業を解体して売却してファンドだけがぼろ儲け、買収された日本企業が壊されるという類には断固反対である。

 

企業とファンドの関係はwin-winで、企業価値の貢献に資するものであって欲しいものだ。

 

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