けんしんです。
ブルームバーグより嬉しくないニュースが。
アメリカがボーイングに補助金を出していることに対して、EUが報復関税を準備しているとのこと。
欧州連合(EU)は、トランプ米政権がEUのエアバスへの補助金に対抗して関税を賦課する方針を示したことを受け、米国のボーイングへの補助金への報復関税を準備している。米国とEUの貿易摩擦は激化の様相だ。
米国とEUは14年前から世界貿易機関(WTO)の場で、互いに相手の航空機メーカーへの補助金はルール違反だとして非難合戦を繰り広げてきた。トランプ政権は8日、EUのエアバス補助金への対抗措置として、EUからの輸入品110億ドル(約1兆2200億円)相当に関税を課す方針を示した。
引用:ブルームバーグ
米欧貿易戦争は勘弁願いたい
本件は、アメリカがEUのエアバス補助金を理由に関税を課したことに対する報復の模様。
最初に喧嘩を吹っ掛けたのはアメリカなので、EUにとっては正当防衛なのだろう。
また、米欧で進めようとしている工業製品の関税撤廃交渉にも影響を与える可能性があるとのこと。
正直、米中貿易戦争が収まらないうちに、米欧貿易戦争が本格化するのは、投資家としては嬉しくない話だ。
市場がリスクオフに傾き、相場が荒れるかもしれない。
最近、せっかく株価が上がっているのに再び下落するのは悲しいものである。
アメリカ→ボーイング、EU→エアバスと双方が補助金を出しているなら、お互いさまで手打ち出来ないのだろうか??
しかし、企業としてのボーイングは今後も強いと思う
ボーイングはエチオピアの事故に続いて問題が起こったことになる。
正直、踏んだり蹴ったりというところだろう。
ボーイングが苦しい状況に置かれているのは確かだが、ボーイングがこの先ダメになる事は考えにくい。
・航空機はボーイングとエアバスの2社独占に近い状態で、需給がひっ迫していることから、そう簡単にエアバスに乗り換えられないこと
・今後、航空需要はさらに伸びると考えられており、エアバスだけで需要を吸収するのは難しいこと
・ボーイングはアメリカの国防を担う企業であり、アメリカにとって絶対に潰せない会社であること
エチオピアの事故の解明や再発防止が出来ない事がリスクだが、そこさえクリアできれば再び上昇軌道に乗るのではないかと思う。
最近、他の方がボーイング株を購入しているのをよく見る。
暫くは株価が低迷して苦労するかもしれないが、そこを許容出来るなら今ボーイングを買うのはアリな気がする。
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