けんしんです。
昨日の夜は本当にガクブルでしたね。
中国の報復関税発表で、アメリカ株式市場が急落しました。
中国の報復関税で米国市場が急落
アメリカが対中関税を10%→25%に引き上げたことに対し、中国の報復を実施しました。
内容は、600億ドル相当の米国→中国への輸出品の関税を最大25%に引き上げたことです。
中国の報復は前々から示唆されていましたが、実施したことで株価は大きく下落しました。
米国:NYダウ(▲2.28%)、S&P500(▲2.41%)、ナスダック(▲3.41%)
トランプ大統領の前向きな発言で値を戻す
翌朝の日本市場も大きく値を下げて始まりましたが、時間が進むにつれて値を戻しました。
理由は、トランプ大統領が6月のG20で習近平国会主席と会談する意向だと述べたことのようです。昨日大きく下げたので、火消しに走ったのでしょうか??
ずっと下げ続けたら困るので一先ずホッとしました。
日本:日経平均(▲0.59%)、TOPIX(▲0.40%)、マザーズ(▲1.96%)
中国:上海総合(▲0.69%)、香港ハンセン(▲1.50%)
問題の当事国より下がる日本株としては善戦したと思います。
貿易戦争はアメリカが優位
一見お互いがしのぎを削っているように見えますが、実際はアメリカの方が圧倒的に有利な情勢です。
中国はアメリカからの輸入品全てに関税を課した状態ですが、アメリカにはまだ関税を課していない輸入品が3000億ドル以上あります。
また、GDPにおける相手国への輸出の比率は、米国が0.3%、中国が4.4%とこの点からも中国が不利です。
中国の報復関税発表後、早速アメリカは3,250憶ドルの追加関税について発表しました。
一方で、中国のタマはなくなりつつあります。
最終的に中国は妥協を強いられるか、民主党政権が出来るまで耐え忍ぶしかないと思います。
急落する中で実際に買うのは勇気がいる
アメリカ勝利が濃厚なのに株が下がっているのはアメリカ株を買うチャンスですが、急落している中で買うのは非常に勇気がいります。
暴落が短期で済むなら良いのですが、いつ下げ止まるか分かりません。
今後の展開次第では、長期間の含み損に苦しめられる可能性があります。
急落する中で買う場合は、自身のポートフォリオのリスクを勘案して無理のない範囲で買うのがマストです。リスクを取り過ぎている場合はポジションを落としておくのも選択肢です。
個人的には、前向きな兆しが見えない限り、買い側で動きにくいところではあります。
先のトランプ大統領の発言が好転の兆しになってくれれば嬉しいですが、根本的な解決がまだである以上、暫く警戒が必要です。
AT&Tの売却資金をいつ再投下するか
先日書いた通り、私はAT&Tを売却した資金を待機させています。
本来はそれほど間を置かず他の銘柄を買うつもりでしたが、市場の急変により再投下は待っています。
実は、AT&Tは貿易戦争の激化で株価がほとんど下がっておらず、保有を続行した銘柄が大きく下げています(アップルとかインテルとか)。
売却する銘柄をミスった感満載ですね。
だいぶ悲しいですが、この売却資金をより良い投資先に投下することに集中したいと思います。
現在、買う銘柄は決まったのですが、タイミングを悩んでいるところです。
好転の兆しが見えた今買うか、もう少し待つか、大変悩ましい…
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AT&Tを売却した時の記事です
去年12月に急落した時のスタンスです