けんしんです。
標記の通り、アルファベット株(GOOG)を購入しました。
昨日いつ買うか悩んでいると書きましたが、結局その日に買ってしまいました(笑)
購入代金は、AT&Tの売却資金を充当しました。
アルファベットはずっと前から目をつけていましたが、購入は大変遅くなりました。
その時から株価は4倍にもなっているので、降伏(我慢に我慢を重ねて最後に抗しきれずに買うこと)に近い状況かもしれません。
投資家としては最も良くないパターンであるという自覚はあります_( っ`ω、)っ
アルファベットを購入した理由
今回、アルファベットを購入した理由は下記のとおりです。
検索における圧倒的な堀の深さ
もはや言うまでもありませんが、アルファベット(グーグル)は検索において絶対的な地位を築いています。
マイクロソフト(Bing)やヤフーといったライバルもいますが、グーグルから大きく引き離されています。
今後も無敵である保証はありませんが、検索という世界的にボリュームがある分野で圧倒的な堀を備えているのは大き過ぎる強みです。
指標面で割高さがない
アルファベットの指標は割高さがありません
・Forward PER:21.3倍
・PEGレシオ:1.52倍
成長力が高い同社を、市場平均に毛が生えた程度の指標で買えるのは魅力的に映ります。
私が保有する銘柄の多くと競合がある
アルファベットは私の保有株と競合があります。
つまり、既に保有している銘柄が競争で敗れた時のヘッジ効果があります。
一例をあげると
アップル:スマートフォンで競合
フェイスブック:広告費のパイを取り合っている
ただし、業界そのものが沈む場合は共に沈むデメリットもあります。
アルファベットの問題点
アルファベットは良い銘柄だとは思いますが、バラ色の銘柄はありません。
私が考える問題点(個人的な事情も含む)は下記のとおりです。
成長鈍化懸念が出ている
売上高成長率が+17%と前年同期の+26%から鈍化しています。
特に、主力の広告が+15%と前年同期の+24%から鈍化しています。
また、クラウド含むグーグルの「その他売上高」は+25%とのこと。
主力の広告はフェイスブックやアマゾンより伸びが低く、成長事業であるクラウドも「その他売上高」から推察するにアマゾンやマイクロソフトに負けている気がします。
現状で判断する限り、成長力が鈍っていそうな点は非常に気になりますね。
株主還元の低さ
アルファベットの問題点として、株主還元の低さがあります。
配当はゼロですし、自社株買いすらやりません。
その分、投資に回して将来の飯の種を増やそうとしているのですが、悲しいかな現時点でモノになっているものが少なく、既存事業(グーグル)への依存が高いです。
現時点ではお金の使い方が下手と言われても仕方ないですね。
当局からの罰則・罰金の多さ
今四半期は欧州委員会から17億ドルの罰金が科されています。
一過性ならそれほど気にすることはないのですが、継続的に科されているのが気になります。
また、時折、トランプ大統領から思想的に偏っていると非難される点も気になっています。
私のポートフォリオにおける広告銘柄の比率が肥大化
アルファベットは売上の7割を広告収入に依存しています。
つまり、世界的に広告費削減という動きになれば業績が低迷します。
ここで、私の保有銘柄を見ると、収入のほぼ100%を広告収入に頼るフェイスブックがあります。
アルファベット購入は広告銘柄の比率を高め、広告の影響を受けやすいというリスクがあります。
まとめ
考えをまとめていたら問題点の方が多い気がしてきました(泣)
成長性からみれば割安だとは思いますが、懸念点が多いためマイクロソフトほどは安心して持てないという印象ですね。
特に、最も重要な成長性自体が萎んでいるかもしれないという点は大いに注意すべきです。
一先ず保有して腹落ちするかどうか確認したいと思います。
アルファベットは配当がゼロという事もあり、日本の投資家に不人気な印象があります。
保有している方は多くないように思いますが、ホルダーの皆様よろしくお願いいたします。
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