けんしんです。
バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがアマゾン(AMZN)を購入したようですね。
米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイはアマゾン株を買い入れており、この購入は今月の規制当局への届け出に掲載されるだろうと、バフェット氏は2日のCNBCのインタビューで語った。バークシャーの会長兼CEOであるバフェット氏は、「当社で資金を運用する同僚の1人」が購入を行ったと説明。これは資産運用担当者のトッド・コームズ氏ないしテッド・ウェシュラー氏のことを指している。両氏のバークシャーでの影響力はここ数年、高まっている。
引用元:ブルームバーグ
バークシャーがアマゾン株を買ったのは本当に意外
最近のバークシャーはIBM、アップル、オラクルとIT銘柄にも手を出していました。
またハイテク銘柄に手を出す事はあり得るとは思っていましたが、正直アマゾンが対象になるとは思わず本当に驚きでした。
最近スタイルが変わっているとは言え、バフェットはバリュー投資家の印象が強いです。
一方、アマゾンはFoward PER50倍と割安さからは程遠く、グロース銘柄の極致とも言うべき銘柄です。
バフェットは以前、アマゾン株を買わなかったことを後悔していると述べてましたが、今更お眼鏡に叶うことになるとは思いもしませんでした。
私としては、指標面を踏まえれば、アルファベットやマイクロソフトの方が可能性が高いという考えでした。
バフェットは優れた企業を適正価格より安い株価で買うというスタンスです。指標面の割高さを差し引いてもアマゾンが、アルファベットやマイクロソフトより魅力ある企業と判断したのかも知れません。
バークシャーのアマゾン購入は個人的に喜ばしい
私はアマゾン株を保有していないため、直接恩恵がある訳ではありません。
しかし、アマゾンはハイテクの代表的な銘柄なので、短期的にはハイテク銘柄への追い風になります。
今回の 購入は非常に喜ばしいと考えています。
2019年に入ってからハイテク銘柄は大きく値を伸ばして来ました。
しかし、高値警戒感が出ていたところにアルファベットの決算ミスなどもあり、今後の株価にきな臭さも感じていました。
最近のバフェットは銘柄選択にミスも散見されますが、投資家としての名声は未だ高いものがあります。バークシャーがアマゾンを買ってくれたのは、高値警戒感がある市場に安心感を与えるものだと思います。
私は、情報技術セクターの保有比率が高いため、バークシャーのアマゾン株購入は嬉しいものです。今後は、他のハイテク銘柄への波及効果に期待しています。
今後もハイテク銘柄を買ってくれれば嬉しいが…
気になるのは今後もバークシャーがハイテク株を買ってくれるのかというところですね。
今回の購入で、他の銘柄の購入も期待する面があります。
私としては、マイクロソフトやフェイスブックといった銘柄も買ってくれれば嬉しく思います(完全に願望ですが)。
バフェットが買ったから買う、売ったから売るという事はしませんが、世界一の投資家であるバフェットの市場への影響は間違いなくあります。
私にとってバフェットは銀行株+アップル株については同志、それ以外は無関係というスタンスでした。
今回のアマゾン買いで、今までより少しポジティブな気持ちでバフェットの動向を窺おうと思います。
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