けんしんです。
ロイターから引用です。
米大統領選挙で民主党候補争いに名乗りを上げたハリス氏がフェイスブックの解体を検討すべきと述べたようです。
フェイスブックの解体を提案
2020年の米大統領選挙で民主党候補指名争いに名乗りを上げたカマラ・ハリス上院議員は12日、米当局者はフェイスブック(FB.O)の解体を検討すべきだとの考えを示した。
ハリス氏はCNNとのインタビューで、フェイスブックが、個人情報の分野を中心に利用者の利益よりも事業の成長を優先したと批判した
引用元:ロイター
カマラ・ハリス上院議員とは
ハリス氏の経歴を簡単に述べると下記のとおりです。
・ハーバード大卒
・2003年にサンフランシスコ検事に選出
・2011年にカルフォルニア州司法長官に選出
移民の受け入れに積極的で、大麻の合法化も主張しているようですね。
親に連れられて公民権運動のデモに参加したり、妹が社会運動家だったりとかなり左寄りの議員という印象を受けます。
大企業は政治のやり玉に上がりやすい
大企業は搾取しているというイメージもあり、選挙対策で政治家から叩かれやすい傾向があります。
少し前に、ユナイテッドヘルスを筆頭とする医療保険株が、サンダース議員の国民皆保険制度の主張によって大きく下げたのは記憶に新しいです。
サンダース議員は民主党候補で有力な議員のため、医療保険株への影響も大きかったです。
ハリス議員は有力候補ではなさそうなので、フェイスブックの株価への影響は大きくないと思いますがどうなるでしょうか??
個人的にフェイスブックは左巻きの会社だと思うのですが、味方のはずの左派系議員から攻撃を受けたのは気の毒な気もします。右派から攻撃を受けるなら分かるのですが。
フェイスブックは政治リスクが高い企業
今回、政治家からの攻撃となりましたが、本件を抜きにしてもフェイスブックは政治リスクが高いです。
個人情報の不正使用をめぐり、米当局から罰金を科される事態が起こっています。
今のところ、制裁金は最大50億ドルと見込まれているようですが、これで収まる保証はありません(30億ドルは引当て済み)。
ハリス議員が大統領となる可能性は低そうですが、他の議員も同じことを主張する可能性もあります。まあ、主張したとしても解体はハードルが高く、実施の可能性は思いますが…
業績について不満はないものの、念のため元々あった政治リスクを更に高めに見ておこうと思います。
関連記事
フェイスブックはその後、仮想通貨構想を発表しました
フェイスブックを購入した時の記事です
フェイスブックは昨年、決算で株価が急落しました