けんしんです。
何だ、一体何なのだ!
保有株のフェイスブック、アルファベットでダブルで問題が発生しました。
フェイスブックは裁判所から機密データ提出を求められ、グーグルは反トラスト法違反で捜査されるとのこと。
以下、ロイター&ブルームバーグからのニュースです。
米裁判所がフェイスブックに機密データ提出を求める
米デラウェア州の衡平法裁判所の判事は、交流サイト大手フェイスブックに対し、データ機密性の取り扱いに関する電子メールなどの記録を株主に公開するよう命令した。
最大8700万人のユーザー情報が、政治コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流出した問題が発覚。株主らが昨年9月、同社を相手取って関連記録を求め訴えを起こしていた。
引用元:ロイター
米司法省がグーグルを反トラスト法違反で捜査
米司法省は米アルファベット傘下グーグルの反トラスト法違反疑惑の捜査に着手する準備を進めている。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。
これに先立ち、グーグルの捜査を司法省反トラスト局が担当することで司法省と連邦通信委員会(FCC)が合意した。
引用元:ブルームバーグ
政府当局リスクの顕在化
フェイスブック、アルファベット共に当局リスクが発生した形になります。
フェイスクブックは顧客情報の管理・不正使用について、アルファベットはグーグルという独占事業がやり玉に挙がった形です。
これらは今回が初めてという訳ではなく、幾度となく起こった事象です。
購入した時の記事にも書いた通り、両社にこうした政府当局リスクがあることは覚悟していました。
覚悟はしていたのですが、米中貿易戦争やメキシコ制裁関税で市場が大荒れの時に発表、しかも2つ同時にというのは非常にしんどいものです。
保有株全体が下げ続け、フェイスブックとアルファベットはそれ以上に落ちるというキツイ状況になりそうです。
どちらかと言えば、フェイスブックが軽微か??
両社に起こった案件は株主にとって嬉しくないものですが、一緒くたにせず軽重を判断したいと考えています。
個人的にはフェイスブックが軽、アルファベットが重になると考えています。
フェイスブックへの制裁は個人情報の不正利用と管理方法についてがメインです。
技術的な手法に関わるものなので、然るべき管理方法を取れば今後の問題発生は鈍化すると思います。制裁も過去のものがメインなので何れ収束するのではないかと思います。
一方、アルファベットは検索の独占というビジネスモデルに起因するものです。
グーグルというビジネスを続ける以上、常にリスクとして存在し続けると考えています。独占を解消するには会社分割か他企業の台頭しかありません。独占的地位を乱用しないという姿勢はあって然るべきですが、簡単には解決できない問題のように思います。
アルファベットを見ていると、事業の堀が深いのは強みですが、深すぎると政府当局から目を付けられ、リスクにもなると感じます。
アルファベットの買い増しは控えた方が良さそうだ
私のアルファベットはAT&Tから乗り換えたものです。
実は、もう少し保有を増やしたいと思っていて、他の銘柄を売却して増やそうとも思っていました。
しかし、購入して程なく問題が起こり、買い増しは控えようと思いました。
かつてのフィリップモリスのように問題がある方が、株価が抑えられて最終的なリターンが高くなるかもしれませんが、市場全体がリスクオフに傾く中、問題ある銘柄を増やすのは危険であると判断しました。
アルファベットについては、長年欲しかっただけに、期待が過大になっていたのかも知れません。
この度、ホルダーになりましたので、過度な期待を捨て、等身大のアルファベットを見極め、適切に付き合っていきたいと思います。
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