けんしんです。
本当にきっついですね。
昨日、ハイテク大手が急落しました。
急落の理由は、反トラスト法違反でハイテク大手に捜査が入る可能性が高くなったことです。
ハイテク大手にトラスト法違反で捜査の可能性
3日の米株式市場でアップル、グーグルの親会社アルファベット、フェイスブックの株価がそれぞれ急落。米司法省と連邦取引委員会(FTC)がハイテク大手の監督任務を分割することに合意したことを受け、反トラスト法違反疑惑の捜査が入る公算が大きいとの見方が広がった。
引用元:ブルームバーグ
これにより、6/3(月)の米国株式市場では、ハイテク大手の株価が大きく下落しました
アマゾン:1,775.07→1,692.69(▲4.64%)
アルファベット:1,106.50→1.038.74(▲6.12%)
フェイスブック:177.47→164.15(▲7.51%)
マイクロソフト:123.68→119.84(▲3.10%)
マスターカード:251.49→242.23(▲3.68%)
ナスダック全体では▲1.61%です。
私は大きく下落したところでは、アルファベット、フェイスブック、マイクロソフトを保有しており、被害甚大です。
ヒートマップを見てもハイテク大手の酷さが伺えます。
ポートフォリオへの打撃が大きい
アルファベットとフェイスブックについては日曜時点で悪材料が出ており、昨日の下落は覚悟しておりました。
時間外市場で株価をチェックし、アルファベットが▲3%、フェイスブックが▲1%程度だったので、初めは思ったより影響が小さいと安堵していたものでした。
しかし、場が開くとアルファベットは▲6%、フェイスブックは▲4%に下落が拡大。
終値では、アルファベットは変わらなかったものの、フェイスブックは▲7%に下げが加速する状況となりました。
ちなみに、マイクロソフトも引きずられ、▲3%の下落となりました。
ポートフォリオの主力3銘柄の急落はとてもとても痛いのです。
反トラスト法の範囲が拡大したのが悪かった
アルファベットについては、日曜時点で反トラスト法について伝えられていたため、場中の下落が加速することがなかったのだと思います。
しかし、当初アルファベットだけだと考えられていた反トラスト法違反が他のハイテク大手にも波及する見込みとなり、影響が多岐に及んだのだと思います。
特に、フェイスブックは裁判と悪材料が重なり、ダブルパンチで大きく下げたのでしょう。
SaaS銘柄は完全に巻き添え…これはドンマイというほかありません。
ところで、米国企業が世界的に覇権を握ったこともアメリカ経済が強い理由です。
中国が国家資本主義を取り、国を挙げて経済覇権を握ろうとしている所を見ると、グーグルのような世界的な企業の力を持って抑え込むことが重要ではないかと思います。
世界的な企業を攻撃して力を削ぐのは、中国の覇権を阻止するというトランプ政権の方向性と合っていないような気がします。
現時点でフェイスブック、アルファベットを売る予定はない
フェイスブック、アルファベットは購入して数か月で悲惨な状況に陥り、私の売買センスのなさを嘆きたい思いですが、売ることはせず持ち続けようと思います。
こうした当局リスクは買う前から認識していましたので、その点では覚悟の上です。
ただ、実際に両銘柄を保有して、当局リスクは想像以上に強烈だと思い知りました。
成長性のやや鈍化がメインシナリオ
株価はあらゆる情報を織り込みにかかるため、悪材料が出て下がるのは仕方ありません。
何れ罰金が科されると思いますし、コンプライアンス重視の経営を行う必要があります。
それにより成長が犠牲になる場面も出てくるかもしれません。
反トラスト法違反で最悪の事態は会社の分割ですが、成長が加速する場合もありますので、会社の分割は必ずしも悪い事ではありません。
実際の影響は後にならないと分からないため、分割の是非を判断材料とするのは早計と考えています。
個人的には、コンプライアンスを意識する経営で成長性がやや犠牲になり、かつ断続的に罰金が科され利益が減少するというのがメインシナリオです。
ちなみに、下げたところを買うのも選択肢ですが、キャッシュと気力がないため静観します。
動かざること山のごとし。
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