けんしんです。
昨日書いた内容と重複する面もありますが、ご容赦ください。
6月上旬の辞任が既定路線だったメイ首相でしたが、その前に辞任してしまうようです。
読売新聞からです。
メイ首相が5月24日に早期辞任
英紙ザ・タイムズは23日、メイ首相が24日に早期辞任を表明すると報じた。
メイ氏は24日に与党・保守党の下院議員幹部と会談する予定で、辞意を伝える見通しだという。
欧州連合(EU)からの離脱を実現できないうえ、離脱について民意を問う2度目の国民投票の可能性に言及するなどして保守党、さらには閣内から辞任を求める声が急速に高まった。
メイ氏を支え議会運営を引き受けてきたレッドサム下院院内総務も22日、メイ氏の離脱方針に抗議し辞任した。
引用元:読売新聞オンライン
「合意なき離脱」の可能性が高まったか
6月上旬に4度目の離脱修正案の採決を実施し、その後辞任という流れのようでしたが、その前に辞任してしまうようです。
何度も言ってて恐縮ですが、私はメイ首相は良くやっていると考えているので、今回の辞任ニュースは非常に残念です。
早期辞任という事は、離脱修正案の採決は行わないという事だと思います。
元々可決の可能性は低かったようですが、その前に潰えてしまうのは何とも残念な話です。
これで、欧州と合意した離脱案は一旦打ち止めになるため、「合意なき離脱」と「国民投票からのEU残留」が再浮上してきます。EUと再交渉もあり得ますが、時間がかかりますし、そもそもEUが再交渉に応じる保証はありません。
ちなみに、次期首相と目されるボリス・ジョンソン氏(保守党)は「合意なき離脱」を主張しています。「合意なき離脱」となる可能性が俄然高まったと思います。
株価への影響はどうなるのだろうか??
ブレグジットについては貿易戦争の陰に隠れているせいか、市場への影響は小さいように思います。
イギリスが混迷を深めても、世界株どころかイギリス株すら大して下げていません。
かつてギリシャ債務危機で市場が乱降下したことを鑑みれば、非常に不思議なところです。
ギリシャよりイギリスの方が、世界経済への影響は遥かに大きいと思うのですが…
欧州債務危機は結局何事もなかったので、今回も何とかなると考えているのでしょうか??
このまま下げずにいてくれれば嬉しいですが、流石に「合意なき離脱」となれば、市場は乱降下するような気がします。
今までリスクを織り込んでなかった分、急に織り込んで、株価大暴落なんて事にならないことを願っています。
英国株のBHPビリトンをどうするか
ちなみに、少ないですが、私は英国株を持っています。
2014年に買ったBHPビリトンですね。
去年、BTIやRBSを売却しましたが、BHPだけはまだ持っています。
BHPはNISAで買った銘柄ですが、5年の非課税期間が終わり、現在特定口座に入っています。
うだつの上がらない銘柄のため、どこかで売ってしまおうかと考えていたところです。
そして、そんな折に急浮上してきた「合意なき離脱」…
市場が混乱していないうちに、売ってしまおうか悩みます。
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