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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

トルコリラが16円台突入のフラッシュクラッシュ。ロスカットの恐怖を思い出す

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けんしんです。

 

トルコリラが凄いことになりましたね。

月曜朝に一時18円台⇒16円台に急落しました。

 

トルコリラはかつて保有していたこともあり、色々と思うところがあります。

 

今回の下落について、過去も振り返りつつ纏めてみたいと思います。

 

 

 

以前トルコリラ保有していた

私は少し前までトルコリラホルダーでした。

 

先日売却してから久しくノンホルダーとなっていますが、かつて保有していたこともあり、時折チェックをしています。

 

私が売却してから暫くリラは高く推移し、今月初旬から徐々に値を落としていましたが、8/26(朝)にフラッシュクラッシュというべき下げが発生しました。

 

具体的には、18円台前半⇒16円台への急落です。

 

フラッシュクラッシュは8/26朝のオセアニア市場で発生

1リラ16円台への突入は8/26朝のオセアニア市場で発生しました。

 

オセアニア市場は市場参加者が少なく、流動性に問題があるため、大きな動きがあった際に買手が売りを吸収しきれず急落することがあります(逆もあり得ます)。

 

今回は、米中貿易戦争の激化で先週金曜の株式市場が急落しており、流動性の低いオセアニア市場でトルコリラというリスクの高い資産の売りが殺到、買い手が吸収しきれず急落した形になります。

 

FXで代表的な市場であるクリック365では、一時1リラ=16.06円を付けました。

 

急落前は18円台前半に推移していたリラが、突如として値を崩し、あれよあれよという間に18円、17円を割り、もう一歩で15円台に突入するところでした。

 

15円台というと、私がちょうど1年前の去年8月にロスカットされた水準です。

ちょっと嫌な記憶が蘇りました。

 

下落の大きさもさることながら、取引環境も最悪でした。

 

この時間に売買された方は、スプレッド(売りと買いのレート差)が広がり、不利なレートでの決済を余儀なくされました。また、一時取引が停止されたFX会社もあったりと、流動性リスクが顕在化した状況となりました。

 

多くのリラホルダーは下がり続けるレートに対処することが出来ず、嵐が過ぎるまで傍観せざるを得なかったと推察します。

 

また、これだけの下げとなれば、ロスカットされた方も多数発生したと思われます。

  

 

 

去年の8月に下げの状況が似ている

16円台への突入は7時半ごろで私は会社に出社中のため、今回の下げをリアルタイムで体感したわけではありません。

 

しかし、後で様子を振り替えると、去年8月の下げに似た動きであると感じています。

 

今回の下げについて

リラは、今月初めに19円台半ばで推移した状況から断続的に下げており、直近では18円台前半まで下落していました。そうした中で、米中対立激化というニュースをきっかけにリラが急落、2円近い下落となりました。

 

僅か30分後の8時には値を戻し、18円台前半に回帰しましたが、多くの方がロスカットを受けたものと思います。

 

去年8月の下げについて

去年の8月も対米関係悪化を理由に数か月にわたって下げ続けた後、トルコへの制裁を発表したことを機にリラが急落。19円台⇒15円台にまで下落する状況となりました。

 

手前の話になりますが、私もこの下落に耐えられず、あえなくロスカットを受け、300万円の損失を出すに至りました。

 

しかも、残念だったのは、この時の下げがセリングクライマックスとなり、その後上昇に転じたことです。

 

ロスカット後に買い戻しましたが、ロスカット前ほど大きなポジションは持てなかったため、取り戻した損失は微々たるものでした。

 

市場では生き残ることが何よりも大事であると痛感した出来事となりました。

 

今回の下げは、去年の8月に比べればまだ穏当ですが、それに近い状況が発生したと言えます。30分だけとは言え、リラホルダーは非常に厳しい時間を過ごしたものと思います。

 

 

 

やはりトルコリラは怖い

今回の件を見て、久々にトルコリラの恐ろしさを思い出しました。

 

私が先日、トルコリラを売却したのは対米関係悪化を恐れたからですが、結局アメリカからの制裁もなく、リラ円のレートは私が売却した時点より高く推移していました。

 

売値より高く推移しているのを見て、私の手仕舞いは失敗だったかなと思っていた矢先に、私が懸念したものとは違う理由で急落しました。

 

トルコリラホールド時には、一週間の値動きや出来事をまとめ、リスクに注意を払っていたつもりでした。それだけに今回フラッシュクラッシュが起きたのは衝撃でした。

 

どれだけリスクを意識しても全てを把握することは難しく、ましてやそれを正しく評価することは更に難しいと強く感じます。

 

私が懸念していたアメリカとトルコの関係は思ったより酷くなっていないため、どこかで買い戻そうかとも考えていましたが、思わぬリスクが発生し得ることを再認識しました。

 

安易に飛びつかず、慎重に様子を見ようと思います。

 

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リラ急落の原因は米中貿易戦争の激化です。

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去年8月のトルコリラロスカットについてのまとめです。

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