おはようございます、けんしんです。
先週とは打って変わって保有銘柄の決算は控えめです。
しかし、昨日一つ決算発表がありましたので簡単に纏めます。
AT&T
EPS:$0.91($0.85)
株価:$31.68→$30.25(▲4.51%)
米AT&Tの4-6月期、無線通信の契約者数が市場予想下回る - Bloomberg
注:EPSのカッコ内は市場予想
所感
EPSは市場予想を上回りましたが、売上高と無線通信の契約者数が市場予想を下回りましたので、強弱まちまちな決算です。
決算を受けて株価は▲4.5%と大幅に下落しました。
昨日はベライゾン(VZ)の好決算に引っ張られて上昇していただけに残念です。
私の持ち株でAT&TはGEと並び、とにかく株価が上がらない銘柄です。
時間外市場では▲1%とそれ程下げませんでしたが、最終的には大きな下げとなりました。
ここまで下げる決算なのかと思う部分もありますが、市場の反応はままならないものがあります。
AT&Tはタイムワーナーの買収の是非を巡り米司法省と抗争中で株価が低迷しております。同業のベライゾンとの株価の差が広がる一方で悲しさを感じます。
ベライゾンは既存の通信業の強化に集中する一方、AT&Tはタイムワーナーの買収など財務体質の悪化が懸念されるほど攻めの経営です。将来的にはこの成否が2社の差を分ける気がします。
方向性が異なるため、2社は全く同じと考えず、自身の方針に合う方を選ぶべきかと思います。
私は、(株式投資では)堅実なスタイルだと思っていますので、実はベライゾンの方が合うのでは?という気もしています。落ち着いたら本当にAT&Tで良いのか考えた方が良さそうです。
AT&Tとベライゾンの株価推移比較
余談ですが、私がAT&Tを買った2011年1月を起点に、ベライゾンと株価推移を比較した表を作ってみました。
2017年までは概ね相関がありますが、今年に入ってからは完全に負けてますね。訴訟の影響は深刻です。
市場は不透明感を嫌いますから訴訟の件が解決しない限りは株価は上がりにくい状況が続きそう。しかも、解決しても今度は、買収効果が本当に出るのかという危惧や財務悪化懸念が重くのしかかります。
安定銘柄と言いつつリスクも大きく、堅実なベライゾンに投資家が流れるのも分かります。
保有を続けるつもりですが、歯がゆい状況が続きます。
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