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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

FRBの金融引締めが鈍化、米銀株を売りたい気持ちが芽生えるが…

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おはようございます、けんしんです。

 

アマゾン(AMZN)の時価総額が1兆ドルを突破したとのこと。

ホルダーの皆さまおめでとうございます。

 

私としては、マイクロソフトもこれに続いて欲しいのですがもたついてますね。

現状、アルファベットとの争いですが、何となく負けそうです(;^_^A

 

 

 

FRBの金融引き締めが鈍化

さて、少し前の話ですが、8/24のジャクソンホールで、パウエルFRB議長は、経済の実態に応じた着実な利上げを実施すると述べ、強めの引き締めを行わない旨の講演を行いました。

 

この講演に市場は好感し、長期金利の低下と株高がもたらされ、多くの米国株ホルダーが好感したのは記憶に新しいところです。

 

パウエル議長の講演は景気に中立な利上げを実施するという事で、本来喜ばしいものなのですが、私は少々微妙な心持ちで見ておりました。

 

何故かと言いますと、保有比率が高い米銀株への悪影響が懸念されたからです。

 

一般的に、銀行は短期の預金を受け入れ、長期の融資をすることで金利差から利益を上げております。長期金利短期金利との差が大きいほど収益を得やすい環境になっております。

 

イールドカーブのフラット化が進む

下記のグラフはイールドカーブと言って、長期金利短期金利との差を示したグラフなのですが、1年前と比べて長期金利短期金利の差が遙かに小さくなっています。

金利差が小さくなるほど平らなグラフになる=イールドカーブのフラット化)

 

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長期金利が上がらない

現在が好景気であるにも関わらず、長期金利の上昇が進まない理由としては、先行きが不透明でいつ景気が腰折れするか市場が不安になっているからですね。実際、来年にもFRBは利上げ打ち止めになるとも言われています。

 

今まではFRBが米国景気に強気の姿勢を示し、市場を安心させようとしておりました。

しかし、そんなFRBが景気判断を引き下げるような見通しを示せば、長期金利が更に下がり、米銀の収益や株価を押し下げる可能性があります。

 

 

 

銀行株を売るか、持ち続けるか

ただでさえ、株価が伸び悩んでいる米銀の見通しが更に暗くなるというのは、保有意欲を大いに損ねるものです。

 

ただし、では売るかというと、ここで悩ましいのが銀行株は足元の業績が好調、かつ非常に割安な所です。既に見通しが暗いことは、株価に織り込み済みではないか??という考えもよぎります。

(下記は、売却候補のウェルズファーゴの指標)

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(出典:ブルームバーグ


銀行株については、先行き見通しが暗いという点の他に、景気後退や危機時に真っ先に下落するという嫌な特性も持っています。

 

リーマンショックの時に大暴落したのを筆頭に危機の度に大きく株価が揺さぶられます。

銀行株が万年割安株と言われる所以はこの点にあります。

 

今後も懸念が拭えないなら、ポジションを減少させ、先月買いたいと書いたアルファベットに乗り換えるのもアリなのかなあ…とも思います。

 

ただ、ウェルズファーゴとアルファベットは銘柄の特性がまるで違うので、乗り換えるとしても考えねばならない事が多いですね。

 

検討の価値はあるかなと思いつつ、やはり悩みます。

 

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