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けんしんの株式投資

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パウエル議長がハト派に寄り過ぎて市場が不安に… 銀行株が急落している

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けんしんです。

 

先週は株価が大きく下落した週だった。

FOMC後のパウエル議長の発言がハト派寄り過ぎで、市場の不安を誘発したのが理由である。

 

株式市場全体が下落したが、私のポートフォリオでは、特に銀行株の急落が影響が大きい。

 

 

 

銀行株の急落

銀行株急落の発端は、FOMC後のパウエル議長のハト派発言である。

 

・2019年の利上げ回数ゼロ(今までは2回を想定)

・バランスシート縮小を9月に停止

 

最近のFRBは市場の懸念に配慮し、ハト派的な傾向を強めていたが、今回の発言はさらに一歩踏み込んだ形である。この会見を受けて、株価は急落した。

 

パウエル議長としては、市場に配慮したつもりだったと思うが、配慮しすぎて逆に市場が「アメリカ経済がヤバイ??」と受け取ったようだ。

 

市場を安心させるつもりが、逆に作用したのは、パウエル議長にとって誤算だったと思う。

 

この発言を受けて、株式市場全体が下落したが、特に銀行株がヤバい。

長期金利が低下して逆イールドカーブになるなど、銀行の将来収益に大きな懸念が出ている。

 

パウエル議長は市場との対話が下手

結果論かも知れないけど、パウエル議長は市場との対話が下手だと思う。

 

去年は、市場が不安定化する中でもタカ派姿勢を貫いて、株式市場を更なる下落に導く。

今年は、市場に配慮してハト派姿勢に転換するも、配慮が行き過ぎて市場を不安にさせる。

 

正直あまりいいところがない。

 

経済を見る目は確かなのかもしれないけど、市場を混乱に陥れている感が強く、市場との対話というFRB議長の重要な職務を果たせているとは思えない。

 

この点、前任のイエレン議長や前々任のバーナンキ議長は優秀だった。

特に、リーマンショック後の大混乱期を収束させたバーナンキ議長の手腕は見事だった。

バーナンキ議長ならこんな事態を引き起こさないのでは?とは思うところである。

 

 

 

銀行セクターが多い私は完全に負け組

銀行セクターが多い私は完全に負け組である。

2018年の銀行セクターは絶不調で、今年に入ってからも状況が悪い。

(敢えて良い点を述べれば、2017年のMVPは銀行セクターだった)

 

私のポートフォリオでも、情報技術セクターの好調を見事に食いつぶしているのが銀行セクターである。

 

ただし、悩ましいのが、実際そこまで経済が悪いのかなと思う面がある。

確かに、今後の景気後退が濃厚なのはそうだろうけど、逆イールドカーブが常態化する程アメリカ経済が悪いのか?というのは疑問を感じるところだ。

 

正直、パウエル議長の発言を深読みし過ぎている気もする。

 

しかし、実際には銀行株は急落しており、私の考えは市場に否定されている。

 

投資に造詣が深い人に意見を求めたら銀行株を減らすべきという人が多いだろう。

 

自分で言うのも何だか結構私は我慢強い。今まで売らずに持ち続けたのもその我慢強さ故だと思う。

 

しかし、経験則で言えば、直ぐに見切った場合はともかく、我慢に我慢を重ねた上での売却はその後反転する事が多い(いわゆる降伏)。

 

方針を変えるべきか、自分の考えを貫き通すのか大変悩ましい。

 

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