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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

FRBは12月のFOMCで利上げを実施できるのか

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けんしんです。

 

12月18~19日のFOMCまであと1週間となりました。

このFOMCで利上げが実施されるかどうかが焦点になっていますが、市場は今回利上げを実施し、2019年度に利上げが鈍化すると見込まれています。

 

個人的には、今回本当に利上げされるかが非常に気になっています。

 

現在、貿易戦争を主因に株価は大きく下落しています。

こうした状況を踏まえ、パウエル議長の発言からFRBタカ派的な姿勢からハト派的な姿勢に転じております。 

 

 

 

FRBのスタンスの変遷

10月時点

金利は依然緩和的」

「中立金利への道のりはまだ長い」

「中立金利を越える事もあるかもしれないが、中立金利へはまだ長い道のりがある」

 

11月時点

「現行の金利は中立のレンジをわずかながら下回る」

 

パウエル議長の11月の発言は本心なのか市場を落ち着かせるための方便なのか微妙な面がありますが、FRBにとってもこの時の市場環境は好ましくなかったという事だと思います。

 

この発言を受けて、株式市場は大きく反発しました。

 

今は11月より更に株価が低い

しかし、貿易戦争の激化を受けて、現在の株価はその時の水準を更に下回ります。

そうした状況ですんなり利上げが出来るかと言われれば、そう簡単には行かないのでは??と思うところです。

 

本質的な問題ではないかも知れませんが、トランプ大統領からの牽制も根強いですね。

 

FRBにとって難しいのは、経済は依然強いままですが、資産価格が大きく下げている状態です(ただし、経済の減速を示す指標も出始めている)。

 

経済に合わせて利上げを実施すれば、市場の更なる混乱を招きかねず、一方で資産価格に合わせて利上げを見送れば、過度な緩和となる可能性があります。

 

 

 

利上げしつつ、ハト派姿勢を打ち出すのが落としどころか

米中貿易戦争懸念は高まる一方なので、利上げ見送りで株価をサポートするという意味は確かにあります。実施されれば、サプライズから株価は大きく上げると思われます。

 

しかし、短期的な動きに配慮して、実体経済を緩和状態に置き続ければ、後のバブルを導く可能性があります。リーマンショック前の状況を思い出しますね

 

個人的には長期的な観点から金融政策を実施して欲しいので、多少株価が落ちようとも予定通り利上げを実施して欲しいと思っています。

 

落としどころとしては、今回予定通り利上げを実施しつつ、ハト派的な見通しを示すことで市場を安心させるという所でしょうか。

 

市場が混乱していると、こうしたイベントにはどうしても神経質になります。

問題なく無難に乗り切って欲しいものです。

 

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