けんしんです。
株式市場の下げが大きいと気が滅入りますね。
他の方のブログを見ても悲観的な見方をする方がずいぶん増えたように思います。
株が下がり続ける可能性を意識
私としては、メインシナリオはまだ大丈夫というものですが、今後も下がり続ける可能性は意識しています。
ただし、下落の備えをする事はもちろん大切ですが、悲観が過ぎると上昇した時に利益を取り損なうので、バランスある姿勢が大切です。
「予測は不可能、準備は可能」という考えは常に意識しています。
前置きが長くなりましたが、悲観渦巻く状況だからこそ、何かプラスの材料はないかなと思い、ニュースを見ていたところ下記の記事がありました。
この記事によるとウォール街は、株式市場の懸念は行き過ぎだとして、株式投資家を落ち着かせようと試みているようです。
中身を見てみますと、以下の2つが理由として挙げられていました。
懸念が行き過ぎだという理由
1.製造業総合景況指数
S&P500のリターンは12か月間ベースで2016年以降初めてマイナスに転じたようです。
これは製造業総合景況指数50に相当する状況のようです。しかし、実際の製造業総合景況指数は59.3と、米国経済は健全な成長を示す数字のようです。
2.減税効果の剥落
減税効果がなくなるため、今後の成長鈍化は確実。
ゴールドマンサックスによると、現時点で市場はゼロ成長を見込んでいるようです。
しかし、ゴールドマンは成長率2.5%を予想しており、市場予想は低すぎると考えているようです。
短期過ぎには行き過ぎだと考えています
何れも現在の株価だと景気後退orゼロ成長を見越した水準で、実際の成長予測より悲観的な水準という主張となります。
ウォール街は、米企業の継続的な利益成長を予測しており、11月末の調査でS&P500の平均予想は来年末まで3,056まで上昇する見通しとのことです(現在の水準から+17%)。
この点は私も同意見で、貿易戦争懸念などを織り込んだ結果、短期的には適正水準をオーバーシュートしている面は確かにあると思います。
短期的な上昇があるかもしれないというのは私自身感じる所ですね。
なお、今の株価が悲観を織り込み過ぎというのはゴールドマンサックスだけの意見ではなく、ウォール街全体で共有されている見解とのこと。
総意と言っても無批判に受け入れるのは良くないですが、私のメインシナリオと一致する見解ですので、一先ず喜んで頂戴すると致します。
個人的には、短期的に行き過ぎだというのは全くもって異論なし。
ただし、株価には先見性があるため、現時点では悲観が過ぎても後に実体経済が株価に追いついてくる可能性は引き続き警戒と考えています。
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