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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

【祝】トルコ中銀が市場予想を上回る利上げ(^ω^)(17.75%→24.00%)

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おはようございます、けんしんです。

 

めでたい、実にめでたい(^ω^)

 

トルコが政策金利を引き上げ

表題の通り、トルコ中銀が政策金利を発表し、現行の17.75%→24.00%に引き上げました。

市場予想は22.00%への利上げでしたので、予想を大きく上回るポジティブサプライズです。

 

これを受けて、トルコリラは17円台前半から18円越えと大きく上昇しました。

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エルドアン大統領は利上げをけん制していた

実は、発表直前は利下げはなくとも現状維持は普通にあり得るのではないかと考えていました。

 

というのも、エルドアン大統領がまたしても高金利をけん制する発言をしたからです。

 

この発言で警戒感が台頭したのか、発表前にリラはじりじりと値を下げ、17円を下回ることもありました。

 

正直、私も今回も無理かな…と覚悟したものでした。

 

もし、利上げせず金利据え置きだったら、リラはどこまで下がるだろうか…16円台は確定としても15円台突入もあるかも??と不安だらけでしたね( ̄▽ ̄;)

 

しかし、ふたを開ければ、市場予想を上回る利上げ…誠にありがたいものです。

 

 

 

インフレ率の糊代としては悪くない水準

8月の消費者物価指数は17.9%ですので、政策金利はこれを6.1%上回ったことになります。

 

個人的にはインフレ退治に5%程度の糊代が欲しいと思っていましたので、その点から見ても満足な水準です。

 

勿論、今回の利上げでインフレが鎮まるかは予断を許しませんが、高金利でインフレを鎮静化することに成功すれば、後々エルドアン大統領が望む利下げに転じることも出来ます。

 

エルドアン氏にとって利上げは納得のいかないものかもしれませんが、インフレが高進するだけの従来路線より良い結果に繋がる可能性が高いと考えています。

 

また、市場に中銀の独立性をアピールするきっかけにもなったのではないでしょうか。

 

景気への影響なども懸念されますが、トルコ最大の問題である高インフレに最優先に対処する必要があった点、投資家心理への影響を考えれば非常にポジティブな行動と考えています。

 

あとは、今後どう推移していくかというところですね。

慎重な姿勢は崩さずにリラを見守りたいと思います。

 

トルコの正常化に向けて道はまだまだ長いですが、良い状況になることを心から願っています(`・ω・´)

 

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