おはようございます、けんしんです。
今週もようやく終わり、定例のリラ振り返りをしたいと思います。
今週はトルコ中銀が市場予想を上回る利上げを実施し(17.75→24.0%)、リラが18円台まで上昇するという良い1週間でした。
1か月チャート
1.トルコリラ
2.南アフリカランド
ここ一週間の騰落
1.トルコリラ:17.26円→18.11円(+4.92%)
2.南アランド:7.28円→7.51円(+3.16%)
トルコリラは先に述べた利上げ効果による上昇ですが、南アランドは良く分からないですね。
新興国全般がトルコ利上げを機に上げてますので、トルコリラの上昇が安心感を与えた面はあるかも知れませんね。
今週の経済指標
1.トルコ
9/10 4-6月期GDP(前年比) 5.2%(予想5.3%、前回7.4%)
9/10 4-6月期GDP(前期比) 0.9%(予想0.5%、前回2.0%)
9/13 トルコ中銀、政策金利 24.00%(予想22.00%、前回17.75%)
9/14 7月トルコ経常収支 -17.5億USD(予想-18.0億、前回-29.7億)
2.南アフリカ
9/12 7月小売売上高(前年同月比) 1.3%(予想1.3%、前回0.7%)
まとめ
今週は何といってもトルコリラの利上げが最大のポイントですね。
本件については、一昨日のブログで書いたので長くは書きませんが、遅かったとは言え、トルコ中銀がしっかりと行動したこと、それを受けてリラ円が17円台→18円台へ反発したことは大いにプラスと考えてよいと考えています。
(楽観し過ぎには注意ですね^_^;)
しかし、そう簡単に上手くは行かないようで、どうやらトルコ企業と国民が利上げによるリラ高に乗じてドル買いとしているとのこと。
・企業側:膨大な外貨建て債務返済のためドルが必要
・国民側:最近のリラ安で買い集めたリラの利益確定
という理由のようですね。言われてみると筋の通る話です。
通貨安で対外債務負担が増加し、経済危機が深刻化するというのは確かにその通りで私も懸念しておりました。
しかし、外貨高リラ安で外貨を手放し、割安になったリラを買い集めていたというトルコ国民の逆張りスタンスに少々驚かされました。
個人的には、実際にトルコに暮らす人達がリラを手放しているという点は考慮に値するものだと考えています。
ところで、先週のまとめで今後の注目点で3点挙げていました。
1.シリア政府が反体制派に総攻撃するのかしないのか??
2.9/13に利上げを実施するのかしないのか??
3.ブランソン氏解放は実現するのか??
2は最高の形で終えることが出来ました。
果たして、1と3はどうでしょうか??
アメリカとの関係改善は今後のトルコを占う意味で大切なので、特に3について実現を強く期待します。
今週はリラにとって良い一週間となりました。
来週も良い一週間となることを願って_( っ`ω、)っ
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