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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

米朝首脳会談の合意決裂は日本にとって悪くない話

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けんしんです。

 

2/27、2/28にベトナムで行われた2度目の米朝首脳会談は決裂となりました。

事前のニュースでは、アメリカが妥協する可能性が伝えられ、トランプ大統領も前向きな発言をしていた事から正直意外な結果でした。

 

 

合意決裂は日本にとって悪い話ではない

一見すると決裂は良くないように見えますが、日本にとってはそう悪い展開ではないと思っています。

 

日本にとって一番嫌な展開はアメリカが妥協することでした。アメリカとしては、大陸間弾道ミサイル(ICBM)さえ撤去出来れば、安全保障は担保できるという考え方ですね。

 

その場合下記の事が起こっていた可能性があります。

 

 ①北朝鮮の核が廃棄されず残り続ける

 ②北朝鮮が日本を射程に収めたミサイルを保持し続ける

 ③拉致被害者も僅かな成果で終結する。

 ④協議の進展に合わせて経済援助を求められる

 

この場合、アメリカが北朝鮮・韓国側に立つor中立になることも考えられ、日本が孤立する可能性がありました。防衛力に乏しい日本は、今後も核・ミサイルで脅され続け、経済援助を強いられる危険性があります。

 

実際には安易に妥協せず、決裂させたことは恐れていた事態を免れたと言えます。

ただし、拉致問題の解決が遠のいたのは間違いなく、その点については残念ですが。

 

次に気になったのは韓国の動向

韓国では、文政権が誕生して以来、歴代政権以上に反日に邁進しています。

折しも3/1は三一独立運動100年で、米朝合意がなされた場合、北朝鮮も巻き込んで大々的な反日キャンペーンが実施される可能性がありました。

 

韓国としては、日朝関係改善となれば、日本はパイプ役として韓国に頼らざるを得ないため、どれだけ日本に無法行為を働いたとしても、日本は強くは出られまいと考えていた節があります。もし、米朝合意がなされていたら、反日が更に加速していたと思われます。

 

しかし、現実は米朝決裂となりました。今まで北朝鮮にすり寄ってきたことがたたり、逆に韓国自身の孤立が考えられます。こうした状況では日本に強く出るのは難しかったのかも知れません。先の100周年では反日トーンは思ったほど強くありませんでした。

 

逆に反日を加速させ、政権維持を狙う事も考えていましたが、今の所そうならず安堵しています(今後は分かりませんが)。

 

 

 

今度は米中貿易戦争

日本人としては、米朝首脳会談が気になりますが、投資家としては米中貿易戦争が気になります。

 

こちらもトランプ大統領が妥協するのでは?という観測が出ていましたが、米朝首脳会談の決裂でどう転ぶか分からなくなりました。米朝の決裂を見て中国も焦っているのではないでしょうか。

 

最近、貿易戦争への楽観が強まり株価も大きく上昇しているので、少し熱を冷ます良いきっかけになったかと思います。

 

はてさてどうなる事やら…

 

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