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けんしんの株式投資

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ルノーとフィアット・クライスラーの合併は日産にとって苦しい流れか

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けんしんです。

 

ゴーン前CEOの逮捕以降、何かと世を賑わせている日産ですがまた動きがありました。

 

何でも、日産に統合を迫るルノーフィアット・クライスラーと合併協議に入るとのこと。

 

ロイターからです。

 

ルノーフィアット・クライスラーが合併協議

 

自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、フランスのルノーに対し「変革のための合併」を提案した。ルノーもFCAとの協議を確認した。提案は、前日からのルノーとの協議で取りまとめられ、ルノーの取締役会は27日朝、提案について協議している。

FCAは声明で、ルノーとの統合が実現すれば、主要な地域、自動車市場、技術において強いプレゼンスを持つ、年間販売台数が870万台の自動車メーカーが誕生すると表明。また、年50億ユーロ(56億ドル)の節減になるとの見込みも示した。

引用元:ロイター

 

 

 

日産にとって苦しい状況か

フィアット・クライスラールノーの合併が実現したら、日産にとって苦しい状況になると考えています。

 

最近、ルノーが日産に統合を提案し、日産が拒否する状況になっています。

 

日産は売上高や利益でルノーに勝るものの、ルノーが日産株を43%保有しているため、資本関係では日産が下になっています(一方、日産はルノー株を15%保有)。

 

資本関係で勝るルノーの提案を日産が拒否できているのも、企業としては日産の方が強いというのもあると思っています。

 

しかし、ルノーフィアットクライスラーが合併した場合、企業規模についてもルノーの方が上になります。

 

結果として、日産の交渉力が弱まるため、統合要求を阻止できなくなる可能性があります。

もしくは、統合には至らずともルノー寄りのアライアンスになるかも知れません。。

 

 

 

合併効果は高いかもしれないが…

日産にとっては苦しい状況になりつつありますが、合併は必ずしも悪いことではないかもしれません。

 

3社合併により規模の経済が働き、調達コストの削減や研究開発費の増加が期待できます。

 

また、日産はアジア、ルノーは欧州、フィアットクライスラーは米国と軸となる地域が異なります。地域分散という観点でもアリではないかと思います。

 

ただし、ルノーフィアット・クライスラーの合併後、ルノーの日産保有株は43%と変わりませんが、日産のルノー保有株は7.5%と半減します。

 

連合の中で、規模に応じた位置が日産に与えられれば良いですが、ルノーフィアット・クライスラーを上位に、日産を下位に置く枠組みも考えられます。

 

日産は、ルノーが立てた方針に従う事になるかもしれません。

今までも親会社としての立場があるせいか、ルノーは日産に高圧的だったと聞きます。

このような状況は日産にとって幸せなのか?と思う面があります。

 

日産は本当に苦しい立ち位置に置かれたなと感じています。

実現性はさて置き、ホンダ辺りと合併した方が良いのではないかと思うくらいです。

 

日産にとってより良い形で落ち着いて欲しいですが…

 

 

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