けんしんです。
一大イベントである参議院選挙が終わりましたね。
ざっと結果を見る限りは、概ね事前予想に沿った結果ではないと思います。
ちなみに、私は二十歳になってからは選挙を欠かした事がない程度には政治に興味があります。
あくまで私見ですが、備忘も兼ねて、今回の選挙について各政党の状況について述べたいと思います。
全体の結果
(引用元:NHK)
自民党は最低限の結果を出したイメージ
ニュースを見る限り、自民勝利との論調が多いですが、個人的には自民党関係者にとって不満が残る結果だろうと推察します。
というのも、事前予想における下限に近い結果だからです。
自民党の予測議席は各種世論調査では50台後半~60台前半が予想されていました。
最低限の結果を出したということで、ホッとしてはいるでしょうが、満足はしていないと考えています。
小選挙区では、接戦と言われていた青森・福島以外の東北4県、新潟、滋賀を悉く落とし、加えて優勢と言われていた広島2枠目、大分も取りこぼす結果となりました。
特に岸田派の敗北が目立ちます。選挙に弱いイメージが付くのは政治家としては致命的。岸田さんにとっては、次期首相の道が遠のいたように思います。
立憲民主党にとって不満の結果
自民党が期待通りでなかったということは、第一野党である立憲民主党が勝ち側に回るはずですが、こちらも不満の結果だったろうと思います。
立憲民主党は改選議席が9で今回倍以上の議席獲得が期待されていましたしが、結果は17と躍進したものの予想を下回る結果となりました。
東京の2枠目、静岡、京都、大阪、兵庫といった接戦区を落としたのが痛かったですね。
れいわ新選組やNHKから国民を守る会に、票が食われたとも言われています。
公明党は満足のいく結果
選挙前は危機感を露わにしていましたが、最終的には満足のいく結果だったろうと思われます。
公明党は小選挙区全勝を目標にしていますが、今回は大阪と兵庫が危ういと言われていました。
立憲民主党や共産党に競り勝ち、議席を獲得したのは同党にとって胸をなで下ろす結果だろうと思います。
日本維新の会にとっては大勝利の結果
10議席獲得は事前予想の上限に近い結果で、大満足であると思われます。
必勝区だった大阪2枠、兵庫を取りこぼさず、厳しいと言われていた東京や神奈川を立憲民主党や共産党に競り勝ち、議席を取ったのは大きいと思っています。
丸山議員の件もあり、地方選挙の勢いが削がれていましたが、しっかりと結果を出したと言えるでしょう。
共産党は可もなく不可もなく
共産党は可もなく不可もない結果だったと思われます。
やや優勢とされていた神奈川を落としたものの、今回1枠増えた埼玉を取り、京都も立憲民主に競り勝ちました。
国民民主党は最悪の結果は免れたが依然苦しい
静岡などの接戦区の議席を守り、国民民主系無所属の結果も悪くありません。
事前予想との比較では健闘したのですが、党衰退の流れは変わらず、今後も離党者が増える気がします。
苦しい状況が続くのではないかと思います。
れいわ新選組、NHKから国民を守る党は大勝利
れいわ新選組は比例で2議席、NHKから国民を守る党は比例で1議席獲得となりました。
れいわ新撰組は1議席濃厚、NHKから国民を守る党は1議席取れるか取れないかと言われていたので、この2つにとって大勝利と言って良い結果だと思います。
憲法改正について
安倍首相は憲法改正を悲願としていますが、改憲派の参議院3分の2勢力が失われました。
そういう意味で打撃となったのは間違いないと思います。
今後は中道左派政党である国民民主党が鍵を握る展開になりそうです。
今のところ改憲反対派ですが、立憲民主党や共産党ほど左寄りではないため、状況によっては改憲派に転ぶ可能性もあると思っています。
安倍首相から水を向けられる機会も増えそうです。
大勢には影響なしか
今回の結果は、自民・旧民主党にとっては喜べるものではないかと思いますが、概ね事前予想に沿った内容でした。
ということで、選挙後に日本の政治が劇的に変わるということはないと思っています。
気になっていた消費税増税ですが、一先ず確定と見て良さそうですね。
本音を言えば嬉しくないですが、日本の財政を思えば、止むを得ません。
ところで、参議院選挙後に株価が上がることを期待しましたが反応ありませんね。
最近の日本株低迷の一因に政治の不透明があったと思うので、与党勝利の結果は好材料と思ったのですが、上がることなく残念です。
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日本株も上げて欲しいのですが、無理ですかね??(;^_^A
企業側も株価を上げる努力をして欲しいものです