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けんしんの株式投資

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【アップル】ウェアラブル端末・サービス部門が好調の好決算、奢らず注意深く【2019年4-6月期】

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けんしんです。

 

7/30にアップルの決算がありました。

保有株の決算はまだまだ続きますが、主力銘柄の決算としてはアップルが最後になります。

 

今回の決算は非常に良いものでした。

 

 

 

アップルの決算

売上:538億1000万ドル(市場予想:534億2000万ドル)

EPS:2.18ドル(市場予想:2.10ドル)

株価:208.78ドル→213.04ドル(+2.04%)

https://www.apple.com/newsroom/pdfs/Q3%20FY19%20Consolidated%20Financial%20Statements.pdf

 

アップルの決算は売上高、一株利益(EPS)ともに市場予想を上回りました。

前年同期比で見ると、売上高は532.7億ドル→538.1億ドルで1.0%増加、一株利益が2.34ドル→2.18ドルと6.8%減少となりました。

 

決算が市場予想を上回ったことで、株価は上昇しました。

ただし、時間外では5%上げていましたが、結局2%の上昇に止まりました。

 

利下げを巡る市場全体の動きに影響を受けたのかも知れません。

 

セクター内訳

今決算のセクター内訳は下記のとおりです。

 

セクター

売上

前年同期比

iPhone

259.9億ドル

-11.8%

Mac

58.2億ドル

10.7%

iPad

50.2億ドル

8.4%

Wearables, Home and Accessories

55.2億ドル

48.0%

Services

114.6億ドル

12.6%

 

セクター毎の内訳をみると、iPhoneは10%を超える減少となったものの、それ以外は増えていますね。主力のiPhoneが弱いことをどう判断するかですが、個人的にはiPhoneが弱いことは前々から言われていたので、あまり気にしていません。

 

寧ろ、その他の事業が伸びていることが確認できて良かったと思っています。

特に、ウェアラブル端末が+50%は凄いですね。前四半期の+30%を大きく上回ります。

これはアップルウォッチやエアポッドが該当します。

 

サービスは12.6%増で前四半期から微増でした。

サービスはアップルの次期主力事業との位置づけですので、ここの伸びは極めて重要です。

 

 

 

地域内訳

今決算の地域内訳は下記のとおりです。

 

地域

売上

前年同期比

Americas

250.6億ドル

2.1%

Europe

119.2億ドル

-1.8%

Greater China

91.6億ドル

-4.1%

Japan

40.8億ドル

5.6%

Rest of Asia Pacific

35.9億ドル

13.3%

 

中国がヤバイヤバイ言われていますが、4%の減少で済んでいますね。

前四半期が22%減少だったことを思えば、大きな改善です。

中国でもiPhone以外では+17%とのことで、貿易戦争の悪影響を抑え込んでいます。

 

中国については不満ありませんが、欧州の減少が気になるところ。

ファーウェイにアメリカの規制が入り、その分シェアを伸ばすと思っただけに意外でした。

単なる景気後退の影響ならいいのですが、シェアを取れてないならまずいですね。

 

日本とその他地域は成長が加速しました。ファーウェイのシェアを奪っているのではないかと思われます。大変良いことです。

 

 

 

8月からアップルカード開始とか

決算でクックCEOがアップルカードのリリースを発表したようですね。

 

Apple Card」はこの夏にリリースされる。Apple最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は米国時間7月30日、2019会計年度第3四半期決算報告の電話会見で、8月にこの新しいクレジットカードを提供開始すると発表した。

Appleの大勢の従業員が、ベータテストApple Cardを毎日使っている。8月にApple Cardの提供を開始する計画だ」(Cook氏)。ただし、リリースの正確な日付は明かさなかった。

引用元:CNET Japan

 

前々からニュースになっていましたが、いよいよリリースするそうです。

 

ビザやマスターカードを見ていて感じますが、決済系は非常に美味しいビジネスです。

是非とも今後のアップルの事業として取り込んで欲しいと思っています。

今後の主力となるサービス事業の多様化にも繋がりますね。

 

ただし、マスターカードと提携のようなので、決済インフラはマスターカードのものを使うのかもしれません。この場合、一番おいしい手数料ビジネスはマスターカードに持っていかれる事になります。

 

あまり期待しすぎない方がいいかもしれませんね(^_^;)

 

 

 

決算所感

今回のアップルの決算は投資家を大いに安堵させる内容だったと思っています。

2019年初めのアップルはこの世の終わりみたいな評価をされていて、株価も大きく下落していました。

 

たった半年でずいぶん状況が変わったなと思うところです。

 

しかし、1年前のアップルは絶好調で株価も高値を更新し続けていましたが、半年で急落することになりました。今回も半年後に急落していても不思議ではありません。

 

今回の決算で驕らず、注意深く保有を続けて行きます。

 

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