けんしんです。
7/25にインテルの決算がありました。
インテルはマイクロソフトの決算の炭鉱のカナリアとしても利用していましたが、今回はマイクロソフト後の決算となりました。
結果は市場予想を上回る良い内容でした。
インテルの決算
売上:165億ドル(市場予想:157億ドル)
EPS:1.06ドル(市場予想:0.84ドル)
株価:52.16ドル→51.59(▲1.09%)
https://s21.q4cdn.com/600692695/files/doc_financials/2019/Q2/Q2-19-Earnings-Deck_7.25.19_Final.pdf
インテルの決算は売上高・一株利益ともに市場予想を上回りました。
決算を受けて、株価は時間外で+4~5%と大きく上昇。
しかし、場が始まると一転して下落。その後、浮上することなく、マイナスで終えました。
初動は良かったのですけどね。流れが続かず残念です。
セクター内訳
インテルのセクター毎の内訳は下記の通りです。
セクター内訳 |
売上 |
前年同期比 |
クライアントコンピューティンググループ |
88.0億ドル |
1% |
データセンターグループ |
50.0億ドル |
-10% |
IoTグループ |
9.9億ドル |
12% |
不揮発性メモリグループ |
9.4億ドル |
-13% |
プログラマブルソリューショングループ |
4.9憶ドル |
-5% |
数字だけ見ると、結構ヤバめな気がしますね。
良い決算と信じていいのでしょうか(;^_^A
特にデータセンター向けは成長分野のはずですが、10%も落ちてますね。
マイクロソフトやアマゾンのクラウドは依然高成長を保っていますが、インテルのデータセンター向けとは連動しなくなっているように思います。
インテルは元々市場からの目が厳しく、株価も低迷していました。
絶対的には良い数字ではないけど、低い期待も相まって株価上昇というケースを想定していたのですが、予定通りには行きませんね。
スマホ向け半導体事業をアップルに売却
以前からニュースになっていましたが、この度正式に発表されました。
売却額はニュースの通り10億ドルとのこと。
インテルにとっては不採算部門を整理したことになるので、良い売却だと思っています。
ガイダンスを引上げ
2019年のガイダンスについて、前四半期発表から引き上げました。
引き上げ幅は、売上高が+5億ドル、一株利益が+0.05ドルとなりました。良い事です。
また、2019年7-9月期のガイダンスは下記の通りです。
2018年に比べればだいぶ落ちますが、予想よりは良くなっています。
株価は下落しましたが、健闘した決算であったと思っています。
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