けんしんです。
7/25日にアルファベットの決算がありました。
アルファベットはグロース銘柄ではあるものの、最近は成長性に疑問符が付き、マイクロソフトやアマゾンと比べて株価が低迷しています。
今回は市場からの低評価をいい意味で裏切る良い決算でした。
アルファベットの決算
売上:389億4000万ドル(市場予想:381憶5000万ドル)
EPS:14.21ドル(市場予想:11.30ドル)
株価:1,132.12→1,250.41(+10.44%)
https://abc.xyz/investor/static/pdf/2019Q2_alphabet_earnings_release.pdf?cache=3d0a3db
アルファベットの決算は売上高・一株利益ともに市場予想を上回りました。
決算を好感し、株価も大きく上昇。10%を越える伸びはなかなかです。
セクター内訳
アルファベットの決算内訳は下記の通りです。
セクター内訳 |
売上 |
前年比 |
Google adverting revenues |
326.0億ドル |
+16% |
Google other revenues |
61.8億ドル |
+40% |
Other Bets revenues |
1.6億ドル |
+12% |
いつ見ても素晴らしいくらいのグーグル広告特化ですね(笑)
グーグル広告の伸びは+16%と、前回の+15%から少し上昇しました。
広告以外のグーグルは+40%と大きな伸びとなりました。
ちなみに、クラウドの年間売上げが80憶ドルと発表されたようですね。
前年から2倍の伸びです。思ったより力があると分かり、保有する上で安心感が増しました。
グーグル以外はまだまだ小さいですね。
将来的にアルファベットの柱になって欲しいですが、伸び・絶対額ともに小さく、まだまだ時間が掛かりそうです。
自社株買いの実施は驚き
今回アルファベットは250億ドルの自社株買いを発表しました。
アルファベットといえば、日本企業も真っ青の株主還元意識がない会社です。
配当も出しませんし、自社株買いもほとんどしません。
成長分野へ投下するという名目のもとキャッシュを貯め込み続けています。
そんなアルファベットが今回自社株買いを発表しました。
個人的には好決算よりこちらの方がサプライズです。
低迷する株価に危機感を持ってくれていたのかもしれません。
今回の発表を心より歓迎します。
決算所感
今回、市場予想を上回る決算で株価が大きく上昇しました。
しかし、市場の期待が小さすぎたが故の反動もあると思います。
今回の上昇をもってしても他のハイテク大手に劣後する株価水準です。
今回限りにならず、今後も継続して結果を出し、マイクロソフトやアマゾンに伍する位置に再び上がって欲しいと思います。
今まで米国株唯一の含み損銘柄で、ポートフォリオのお荷物と化していましたが、今回の決算でようやくプラス圏に浮上しました。
この辺りで流れを変えてくれたら嬉しいですね。
関連記事
アルファベットの前々回の決算です
アルファベットは中国政府に協力しているかも??という懸念があります