こんばんは、けんしんです。
4/2のNYダウは▲458.92(1.9%)の大幅な下落でした。
最近、この手の大幅下落したかと思うと翌日大幅上昇するといった一喜一憂が市場に蔓延している気がします。こうも感情に支配されている様を見ると、市場は賢明などとはとても言えない気がします。
しかし、一喜はともかく一憂については内容が徐々に変わってきているなとも思います。
当初は、①強い景気指標による金利上昇懸念が下落の理由でした(FRB議長の交代も影響したのだと思います。年4回の利上げ予想も台頭してましたよね)。
それが何時しか、②貿易戦争懸念に取って代わられ、②が持続する中で
③ハイテク企業の諸問題の噴出(フェイスブックのデータ不正利用問題、トランプ大統領のアマゾン攻撃、MacのCPUをインテルから変更観測)
と、②と③が併存する形となりました。
①、②については、投資家の懸念に止まり、まだ実体経済に悪影響が及んでいる訳ではないので、私自身悲観するまでには至っておりませんでした。しかし、③と舞台が個別企業に移り、かつこれだけ頻発すると気味の悪さを感じるのも事実です。
特に今回問題が起こっているハイテク株は、最近の相場をけん引していたセクターなので、下落が市場全体に広がる危険性があります。
自分としては、「まだ焦る段階ではない」と考えてはいますが、近いうちに発表される第4Q決算の数字やその後の見通しなど、実体経済にどの程度影響を与えているかという点を意識して見て行きたいと思います。