gtag('config', 'UA-117980684-1');

けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

金融庁主催「つみたて NISA Meetup」へ参加して来ました

f:id:Ithere:20190607192918j:plain

 

おはようございます、けんしんです。

 

先日、金融庁が主催する「つみたて NISA Meetup」に参加して参りました。

 

私は「一般NISA」をやっていますが、「つみたて NISA」にも興味があり、調べていたところ説明会があるのとの事で、せっかくの機会なので参加いたしました。

 

内容をSNSに載せても構わないという事でしたので、参加した感想を書きたいと思います。

 

 

 

つみたてNISAとは

2018年1月から始まった、少額からの長期・積立・分散を投資を支援するために作られた制度です。金融庁が厳選した株式投資信託を対象商品に非課税で投信積立をする制度で、毎年の非課税枠から得た利益・分配金にかかる税金がゼロになる制度です。

 ①非課税枠(年):40万円

 ②非課税の期間:20年間

 ③非課税の最大枠:800万円(40万円×20年)

 ④投資対象:株式投資信託(金融庁が厳選した148本 2018/4/23時点)

 

「つみたて NISA Meetup」の概略

時間は1時間半で、60分が金融庁の方、及びゲストのFPの方の説明で、残りの30分が質疑応答でした。

 

また、終了後に懇親会もありました(私は帰りが遅くなってしまうので欠席)。初めのお話によると参加者の大半は投資初心者とのこと。年齢層は30代くらいが多く、女性も1/4程いた気がします。

 

内容としては、つみたてNISAの説明もさることながら、①そもそも投資する意義、②家計の置かれた状況、③投資信託の仕組み、④分散投資の意義、⑤資産形成の基本など、初めて投資をする方向けに作られていた印象です。

 

金融庁のHPに使われた資料が載ってますので、宜しければご覧ください(私が出たのはこの回ではないですが)。 

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/43.pdf

 

感想

 投資家のはじめの一歩としては最適だと思います。基本的かつ王道な中身ですので、下手に我流で始めて変な投資法に嵌るリスクを減らせます。これから投資を始める方に勧めたい内容です。

 

出られない方も、資料を見るだけでもだいぶ違うと思います。ただし、本当に触りの部分なので、その後の継続した勉強は必要です。

 

逆に、ある程度投資慣れしている人にとっては知ってる事も多く、無理に出ずとも良い気がしました。初めての方に席を譲った方が良いかもです。

 

また、懇親会があるのも良いと思いました。説明会では質疑応答の時間が少ないので、懇親会でじっくり話すことで、初めての方の不安や疑問点を解消出来ると思います(推定)。

 

金融庁が自らが音頭を取って、日本の金融環境の現状(貯蓄超過、良い投資信託が少ない等)を変えようと頑張ってくれているのは嬉しく思います。

 

私も「つみたてNISA」は良い制度だと思いますので、広まって貰えれば嬉しいですね。

 

 

 

質疑応答(主旨)

1.運用では債券も入れた方が良いと聞くが…

→教科書的には値動きは反対だが、今は金利が低すぎて分散効果がない。金利が上がった時に効果が出るだろう。今は働かない資産にお金を使っても仕方がない。

(補足)つみたてNISAには債券も含んだ投資信託もありますが、出来れば株式投資信託を利用して欲しい印象でした。また、株式信託も国内株一辺倒ではなく、国内5割、海外5割のように海外株投資信託も推奨しておられました。私も同感です。

 

2.インデックスの低手数料に落とし穴はないのか?

→基本的には手数料は低ければ低いほど良い。ただし、償還リスク(注:期日前に投資信託の運用が終了すること)には注意が必要。

 

3.償還リスクをどうやって見破るか?

→目論見書を見て資産が増えているかどうかで判断、資産が少ないものは注意。償還については、金融庁も見張っており、併合(注:複数のファンドを統合して一つにすること)で対処したい。

 

4.つみたてNISA対象商品(148本)以外は買う価値はないのか?

→初心者にはやる価値はない。運用歴があり自信がある人向け。リスクを取れる人がやって欲しい。

 

5.今までためたお金が結構あるが運用は初めて。分散or一括どちらで買うべきか?

→お金がある人は一気にポジションを動かすべき。一方、お金がない人・若い人は分散してコツコツ買うべき。

(補足)教科書通りなら資金を分散してコツコツ買っていく方法(ドルコスト平均法)が推奨されますが、お金のある方は一気に買って適切な資産配分にすべきという事でした。日本の家計の保有資産における株式比率の少なさに危機感を持っておられるイメージでした。

 

6.ネット証券は危なくないか?仮想通貨の話とか聞いて心配

→金融機関が顧客の資産を持つわけではないので大丈夫(分別管理)。潰れても信託銀行が守ってくれる。信託銀行が潰れても法律が守ってくれるから大丈夫(金融商品取引法のこと??)。

 

7.「一般NISA」があるのに「つみたてNISA」を作る狙い

→制度を続けるうえで、NISAの普及そのものが目的になってしまった。また、金融機関の目的も顧客のためになっていないことが多い。本当に顧客のためになる資産運用制度を作りたかった。

 

 

以上、こんな感じでした。特に投資は初めてだけど興味があるという方にお勧めしたい説明会でした。

 

関連記事

改めて「つみたてNISA」は投資初心者に最適だと思います

www.kenshin.xyz

 

つみたてNISAに切り替えるか、NISAを続けるか悩んだ時の話です

www.kenshin.xyz

 

つみたてNISAを始めた時の話です

www.kenshin.xyz

 

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ