おはようございます、けんしんです。
先々週の私のブログはひたすらトルコリラでしたが、先週は控えめとなりました。
リラ円レートが下げ止まり、少し落ち着いた気持ちで見ることが出来たからです。
しかし、安心しきって放置は良くないので、軽く振り返りをしようと思います。
1.トルコの動き
①利上げ(5月23日)
後期流動性窓口金利を3%(300bp)引き上げ、16.5%としました。
これにより、リラ円レートが22.5→24.1へ反発しました。
②国民にリラ転換を要請(5月26日)
トルコリラ暴落を防ぐため国民に保有するドル・ユーロをリラに転換するよう要請しました。効果のほどは不明
③政策金利の一本化(5月28日)
トルコの政策金利は複数あり複雑な金利体系になっていましたが、これを1週間物レポ金利に統一しました。市場はこれを好感し、リラ・株式・債券何れも上昇しました。
④経済指標(5月31日、6月1日)
・貿易収支:▲66.9億ドル(前回:▲58.6億ドル)
・製造業PMI指数:46.4(前回:48.9)
はっきり言って良くなかったです。リラは下落しました。
先週の動きで気になったのは、イタリア政局で円独歩高の時にトルコリラが底堅さを保ち、懸念が薄れて円安が進んだ時にリラが下落した事ですね。
円以上の安全通貨っぷりでした。
利上げの余波で動きが混乱していたのでしょうけど、新興国通貨は本当読み辛いです。
月曜からどう動くかというところですが、まずは24円台への復帰を期待。
間違っても22円台に再突入なんて事がないよう願っております。
最後の最後で下落してしまったり、トルコ格下げの噂があるようなのでだいぶ心配ですが。
大統領選挙まであと20日