おはようございます、けんしんです。
今週のリラは穏やかだった先週とは打って変わって荒れた一週間になりましたね。
ロスカットの心配はないとは言え、急激な下げは不安になります。
それでは、定例のまとめをしたいと思います。
(トルコリラがメインですが、南アフリカランドもかつての名残で…)
1か月チャート
1.トルコリラ
2.南アフリカランド
ここ一週間の騰落
1.トルコリラ:18.54円→16.98円(▲8.41%)
2.南アランド:7.79円→7.57円(▲2.8%)
トルコリラ、南アフリカランド共に下落しましたが、特にトルコリラは酷いですね。
8/30最後と8/31に反発しましたが、それがなければ10%を越える下げでした。
発表された経済指標
1.トルコ
8/29 7月貿易収支 -59.8億ドル(前回-5.0億ドル)
8/29 8月経済信頼感指数 83.9ポイント(前回92.2)
2.南アフリカ
8/30 7月マネーサプライ(前月同月比) 0.8%(予想5.65%、前回5.77%)
8/30 7月卸売物価指数(前月比) 0.6%(予想0.5%、前回0.9%)
8/30 7月卸売物価指数(前年同月比) 6.1%(予想6.0%、前回5.9%)
まとめ
経済指標は悪かった
トルコの指標は何れも悪いものでした。
特に、信頼感指数は2009年3月以来の低さのようです。
今が底であってくれれば嬉しいのですが…
ただし、発表後リラが下がることはなく、為替への影響は限定的でした。
トルコリラは8/27~8/30にかけて18.50円→17.50円に断続して下げておりましたが、8/30日に一気に16円割れまで下落しました。
これは先日書いた通り、アルゼンチン危機が波及したためです。
リラ安防止策を実施
その後、アルゼンチン中銀が政策金利を45→60%に切り上げた事により、アルゼンチンペソは程なく反発し、トルコリラも16.50まで回復して8/30を終えました。
8/31に入ると、トルコ当局がドル建て預金に課す税率を引き上げる一方、リラ建て預金は税率を10%からゼロに引き下げました。
この措置により、リラ建て預金が有利になり、トルコリラは上昇。
17円近い水準で8/31を終えました。
セリクラ時のレートを下回らず安堵
肝を冷やした1週間でしたが、最後上昇して引けたことで一先ず最悪の事態は避けれたという印象です。特に、 8/10のセリングクライマックス 時のレートを下回らずホッとしています。
来週はまた不安な一週間となりますが、今週最後の流れの通り上げて欲しいところ。
トルコの個別事情のみならず、他の新興国の波及も気にせねばならないとは大変です💦
ところで、河野外相がトルコのチャブシオール外相と電話会談し、米トルコの関係改善に協力すると伝えたようです。
思わぬ援軍に驚きましたが、私も期待しております(*´ω`*)
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