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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

トルコリラ10(エルドアン大統領の独裁強化)

記録的な豪雨でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。

 

こんばんは、けんしんです。

 

遂にこの時が来てしまいました。

 

大統領選後、水準は低いものの選挙前の安値を下回ることなく安定していたトルコリラでしたが、遂に大きく下落しました。

 

発端になったのは、まさに恐れていたことの実現、すなわちエルドアン大統領の独裁強化です。

 

6/24のトルコ大統領選で再選されたエルドアン大統領は就任式で、首相ポストを廃止し、議会の承認なしで任命できる新たな大統領制を導入しました。

 

また、市場から最後の砦と信頼されていたシムシェキ副首相を解任しました。

(後任は娘婿のアルバイラク氏)

 

シムシェキ副首相は、5月のリラ暴落期に市場との対話に努め、中銀の独立性を主張していた市場の人気の高い閣僚です。残留してくれれば市場は好反応を示したかと思いますが、残念ながら解任となりました。

 

加えて、トルコ中央銀行の任期(5年)を廃止するそうです。これにより、選挙前に利上げを実施したチェティンカヤ総裁が解任され、エルドアン大統領が意のままに操ることが出来る中銀総裁が誕生する可能性があります。

 

 エルドアン大統領が市場に優しくないのは今までから重々承知しておりましたが、就任早々やられてしまいました(;^_^A

 

上記の二人は、エルドアン大統領の主張する経済政策と真っ向から対立していたので、やはり目の上のたん瘤だったのだろうと思わされます。

 

選挙後のゴルディロックス相場は心地よかったのですが、また乱降下する日々に戻るかも知れません。 直ぐに売ろうという気はありませんが、警戒しなければなりませんね。 

 

 今週末にも決算が始まるので、出来るなら当面株に注力していたかったので残念です。

 

ところで、今回、ロンガーには厳しい結果となりましたが、エルドアン大統領は西日本で発生した豪雨に関して、安倍首相にお見舞いのメッセージを送ったようで、その点については深く感謝しております。

 

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