けんしんです。
水曜の米国株式市場でジョンソン&ジョンソン(JNJ)の株価が137.07→131.38ドルと4%下落しました。
下落の理由は、オピオイド系鎮痛剤を巡り、JNJへの訴訟が開始されたことのようですね。
オピオイド訴訟開始でJNJの株価急落
29日の米株式市場で米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の株価が一時6.2%安と、5カ月ぶりの大幅下落となった。オピオイド系鎮痛剤を巡りオクラホマ州が同社を相手取って起こした訴訟が2日目の審理に入った。
訴訟決着のための支払いは最終的に50億-150億ドルに達すると見込んでいる。
引用元:ブルームバーグ
支払い金額の大きさに衝撃を受けます。
最大150億ドルって1.7兆円ですよね^^;
ヘルスケア銘柄は訴訟リスクが高い
今後、世界的に人口増・高齢化が進み、健康志向も高まっていることからヘルスケアセクターは非常に有望です。
しかし、一方で健康被害などに対する訴訟リスクが高く注意が必要です。
特にアメリカの場合、支払金額に懲罰的な意味合いも含むため、大企業の訴訟については膨大な罰金が科されます。
JNJは既にベビーパウダーにアスベストが混入したとされる件で揺れています。
ベビーパウダーについて数千件の訴訟が起こされている上、昨年12月にJNJの上層部がアスベスト混入を知っていたにもかかわらず隠蔽したとニュースになりました。
私も当時、JNJホルダーでしたが、このニュースでリスクを強く感じ、売却しました。
JNJは株価が下がると欲しくなってくる銘柄
しかし、JNJは売却したものの、今も良い銘柄だと思っています。
今後もこうした訴訟は発生すると思いますが、こうした問題を乗り越えて成長してきた経緯を思えば、現在の問題も影響は少ないかもしれません。
折しも、今回の急落で私の売却価格に迫ってきました。
(130ドルで売却)
少し怖さも感じますが、更に下げてくるようなら買い戻してもいいかなと思う次第です。
JNJはバフェットが売却した銘柄の一つ
ところで、JNJはバフェットが売却した銘柄の一つです。
JNJを売却した理由は、成長が期待外れだったとか買収のやり方に満足出来なかったとかあるようですが、健康被害問題が頻発したこともあるようです。
バフェットが売却したのは、2010年周辺のようなので、今とは状況が違うと思いますが、バフェットですらこの手のリスクを嫌がったという点は認識しておいた方が良いかも知れません。
関連記事
JNJ上層部がアスベスト混入を隠蔽していたとニュースになった時の記事です
悩んだ末にJNJを売却した時の話です