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けんしんの株式投資

米国株・日本株・トルコリラについて思う事をつらつらと書いています

【従業員持ち株会】メリットを考察、現金よりはマシだが決め手に欠ける

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おはようございます、けんしんです。

 

昨日の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災された方にお見舞いを申し上げます。

日本は地震国家ではありますが、東日本震災以降加速しているように思います。

  

 

 

持株会でお金持ちになっている人もいる

株式を保有していると事業報告書が送られて来ますが、三菱商事の報告書を見ていたら、会長の持ち株が3億円を超えておりました。

 

株をやっている人は持ち株会はNGと考える方は多いですが、自社株保有でこれだけの資産を持つこともあるんだなと少々驚きました。

(給料が高いからかもしれませんが)

 

 持ち株会が良くないとする理由は、卵を同じ籠に入れると、籠を落とした際に全部割れてしまうという考え方です。

 

会社員は、務めている会社から給料を貰っていますが、資産を自分の会社の株にすると、会社が倒産した時に給料も失い、資産もゼロになるという厳しい状態になります。

 

私の会社も持ち株会がありますが、投資をやっているという事で持株会をやるべきか聞かれることがあります。

 

その際は、上記の説明をして、お勧めはしないと回答しております。

 

しかし、三菱商事会長の3億という数字を見て、全否定する事ではないと思い、メリットを纏めてみます。

  

 

持株会のメリット

①奨励金を貰える

 持ち株会で株を買う時、会社から補助が出ます。私の会社だと10%です。

この場合、10%分タダで貰えるという事なので、株価が10%下がってトントンです。

 

ちなみに、私の友人の会社では15%らしいので、会社によって差があります。

%が大きい会社ほど従業員にとって有利になります。

 

②(強制的に)ドルコスト平均法が実施できる

 持株会は毎月定額でコツコツ買っていきますので、時間による分散が可能になります。

(ドルコスト平均法)。

初心者にとってもやりやすい制度だと思います。

 

③自分の会社の事は良く知っている

 会社の内部にいれば、良くも悪くもいろんな情報が入って来ます。

一般の投資家よりも良し悪しを理解した上で投資することが出来ます。

(勿論、インサイダーは×です)

 

なお、定額買付はインサイダーにならないようですが、拠出金の増額などには適用されるそうなので注意が必要です。

 

④オールキャッシュよりは良いかもしれない…

 持株会をやっている方は株をやらない方がほとんどで、資産の大半は預貯金だと思います。

日本の先細りが懸念される昨今、資産運用は必要なスキルとなりつつあります。

 

上述の「同じ籠に入れる」という大きな欠点があるものの、資産運用を実施する事に意味はあると思います。

 

 

 

まとめ

つらつらとメリットを書いてきましたが、決め手に欠けるというのが正直なところです。

全否定はしないものの、基本的に私はやらないと思います。

 

会社の未来が明るいと確信できるか、奨励金が20%くらいに上げてくれたら検討するといったところでしょうか。

 

 株をやらない方にとっても、資産分散の観点から持株会をやるより、日経平均やS&P500などの指数に連動するETF投資信託ドルコスト平均法で買っていく方が良いと思います。

 

しかし、指数連動のETFを買う事も億劫という方も多いと思います。

そういう方にとっては、オールキャッシュよりは持株会で運用に親しんだ方がいいかなとも思います。

 

買う会社を吟味する必要はありますが、株式投資はオールキャッシュより期待リターンが高いのも事実です。

 

ただし、投資は元本保証ではなく、価格変動のリスクがあります。

資産と給与を同じ籠に入れるという最強最大のデメリットを理解し、持株会以外の資産をしっかり作ることは必須です。

 

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