おはようございます、けんしんです。
第1Q決算も始まり、仕事もしんどい時期に突入しました。
W杯と重なるのはなかなか大変です(;^_^A
私は銀行株の保有率が高い
私は保有株のセクター比率のバランスを心がけていますが、その中でも軽重があります。
そして、重に位置するセクターの一つは金融セクターであり、比率は23.8%となります。
金融株はここ2~3年くらいで大きく値を上げ、多くのリターンをもたらしてくれたありがたいセクターなのですが、今年に入ってからは一転して足を引っ張るセクターとなっております。
そんな状況にやきもきする日々でしたが、先週ありがたいニュースがありました。
銀行の株主還元が過去最高の見通し
米国の銀行が、株主還元を大きく拡大させるようです。
米連邦準備制度理事会(FRB)のストレステスト(健全性審査)が厳格化された結果、一部の主要銀行は当初の意欲的な株主還元計画の抑制を余儀なくされた。それでも還元額の合計は過去最大を更新しそうだ。
引用元:ブルームバーグ
FRBのストレステスに合格し、余力が出て来たのかもしれません。
特にウェルズ・ファーゴは株主還元を70%増やすという凄まじいもののようです。
(一方、ゴールドマン・サックスは株主還元を拡大しない条件で合格)
株主としては還元を増やしてくれるのはありがたいものです。
特に銀行株は最近軟調だっただけに起爆剤になってくれれば嬉しかったのですが…
好材料だが、株価への反応は薄かった
さて、気になる株価への反応ですが、ニュースが出た日は大きく上昇しました。
しかし、翌日下落し、1日で株価は元に戻ってしまいました。
やはり、株式投資は難しいですね。
良いニュースが出ても、それを好感するかは市場の受け止め方次第。
ままなりません。
ただ、今回のニュースでも上げないのは理解出来る面があります。
イールドカーブのフラット化など収益環境は厳しい
FRBは継続的に利上げを実施しており、本来なら銀行の収益増に繋がるところですが、利上げ幅ほど長期金利が上昇せず、イールドカーブがフラット化(長短金利差が縮小)しております。
イールドカーブのフラット化は、短期金利(調達)と長期金利(運用)の差で利益を出す銀行の収益に打撃を与えると共に、将来の景気後退を暗示します。
金融株は景気後退時には真っ先に売られますので、株主還元を増やすとは言え、買いにくいというのは全くもってその通りです。
実は、私としても、(4月に)ウェルズ・ファーゴを買ったのは失敗だったのではないか、逆に金融株は縮小すべきではないかと思っていた所に今回のニュースが飛び込んだ形になります。
これを受けての対応は、悩ましいですが、売りに傾いてた部分を撤回して、現状維持かなあ…というところですね。
将来の見通しは良いと言えないものの、株主還元を好感して上昇するかも??という期待もあり、売りにも買いにも走りにくいというのが正直なところです。
もやっとした感もありますが、銀行株がこれをきっかけに反転してくれたら嬉しいですね。
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